平和 ページ29
和「おい、聞いてんのか？」
「え？なに？」
和「…平和なヤツ」
「ああ！よく言われる！先輩のことしか頭にないから平和だねって」
そう言ったら店長が、ぷって笑った
和「それはイコール馬鹿ってことよ？」
「先輩馬鹿って言われる…」
和「…はあ、本当馬鹿だよね」
そんな冷ややかな目で私を見ないでくれる？！
平和だからいいじゃない！
宣戦布告だとか戦争だとか開戦だとかなんて！平和が一番なのには変わりないんだから
潤「あーちょっと手伝って」
「あ、はい」
この人はわからない、本当にこの人はなんなんだろう
私のことを見てるかと思いきやオレンジジュースと美味しそうな料理を食べてる
和「んー、美味かった！店長また来るね」
潤「ありがとう、また来てね」
「あ、お会計…」
和「はい、これ」
ぽん、て出されてぴったりだった
店長は嬉しそうに手を振ってる、二宮くんも同じように
和「じゃ、またね？」
「…またのお越しをお待ちしております」
和「あのさあ」
「はい？」
和「大学で会おうね」
「先輩追っかけてるので忙しいですけど？」
和「…お前本物だよね」
「え？」
はあってまた同じようなため息をついた
何よう、って目で見たら馬鹿って笑われた
和「じゃあね」
そう言われて手も振られたら手を振るしかない
…先輩に会いたいなあ
潤「おーい」
「…」
潤「もしもし？聞こえてるー？！」
「あ、はい」
潤「ぼけっとしてないで働いて笑」
「…すいません」
店長がふぅーって息をはいてお皿洗いは俺がやるねって言ってトイレに入った
お皿とオレンジジュースが入っていたグラスたちを流しへおいて
おしぼりと紙出てきたコースターを捨てようと思ったらコースターがなんか変
字は書いていないはずなのに黒いものがじわりと滲んでる
何かわからない、読めないし、なんだかわからず、裏面を見たらほんの少しだけ滲んだ字があった
これは、読めるかも
「…電話番号」
何この古臭いやり方。
でもあんなに話したし連絡先くらい追加しておいたほうがいいの？やめたほうがいい？どうする？
先輩に…って先輩に頼りすぎちゃダメだし
…どうしよう
潤「何悩んでるの？」
「え！」
トイレから出てきた店長がにこって笑って慌てて後ろにコースターを隠した
ってなんで隠したんだ私
「なんでもないです！」
やっぱりどうしようかな…
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こあら子(プロフ) - Miiさん！遅くに失礼します。お久しぶりです！電車の彼や、短編シリーズでよくコメントさせてもらっていたものです。半年ぐらいの間、サイトに来ていなかったのですがずっとMiiさんの小説がよみたいと思ってました！またコメ欄にお邪魔でき嬉しいです。続き楽しみです (2016年3月21日 0時) (
レス) id: c57e401781 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - まぁさん» そうなんですよね、鍵をつけてやろうか悩んでます、ありがとうございます、前向きに考えますね (2016年1月22日 23時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - はじめまして！いつもキュンキュンしながら読ませていただいてます！青い鳥アプリは危険でもありますし…私的には賛成なのですが…。これからも更新待ってます！ (2016年1月22日 20時) (レス) id: 5178e5ca48 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - はまなさん» ありがとうございます！ (2016年1月9日 18時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
はまな - 読ませていただきました！面白いですね。更新待ってますo(^▽^)o (2016年1月9日 17時) (レス) id: ba6699d527 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mii
| 作成日時：2015年12月23日 20時
