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spring moon #46
ふわりと欠伸を洩らしながら、部屋着の上から
着ている厚手のカーディガンの前を手繰り寄せ
て肩を窄めた。
昨晩は興奮していたからなのか余り寒さは感じ
なかったが、今朝シャワーを浴びるために起き
た時から底冷えする様な寒さが私を襲った。
雪が降らなくなった為に油断していたが、まだ
まだソウル市内の冬は終わっていない様だ。
寒さを紛らわせる為に暖かいスープでも飲もう
かと、キッチンへ歩みを向けた。
キッチンカウンターに起きっぱなしになってい
たスマホを手に取っては、昨晩交わした彼との
メッセージ内容を見返しては笑みを洩らす。
目が覚めてからどれだけの回数見返しただろう
かと考えると、何だか堪らなく恥ずかしくなっ
たが、それ程に昨日の初デートが夢の様なのだ。
お昼からの講義を済ませたら、今日はラテを飲
みに行くのだという理由を付けてカフェに行こ
うと思っている。
彼に会う為にカフェに行くのだと言わないのは
昨日の今日で、何だか照れ臭いからだった。
と、手の中にあったスマホが大音量で着信を告
げる為、驚いて身体が強張ってしまった。
ディスプレイに表示されている" ジソン "の名前
に苦笑しながら、そっと通話ボタンをタップし
て見せた。
「もしもし、ジソンオンマ」
『誰がオンマ...じゃなくて、朝ご飯食べた？』
「ううん、買ってきてくれるの？」
『昨日白米炊き過ぎたから、お粥でも作ろうか
なぁって思ってる...キッチン借りても？』
「作ってくれるのは嬉しいけど、私まだ着替え
もメイクもしてないの」
『いいよ、ダニエルくんの前でだけキチンとし
てくれてたら...じゃあ、もう直ぐ着くから』
それだけを伝えると慌ただしく切れてしまった
通話に、思わず驚きを隠せないまま。
もう直ぐ着くのだと言う事は、最初から私の家
でお粥を作るつもりだったのではないかと、吐
息が洩れてしまう。
などと考えながらスマホをキッチンカウンター
へ置き直していると同時にインターホンの音が
部屋の中へと響き渡った。
もう直ぐだと言ってはいたが、こんなに早く来
ると思わなかっただけに慌てる様にして最小限
身なりを整えてから玄関を開ける。
「走って来たの？」
「ううん、エントランスで電話したから」
「そのまま来てくれたら良かったのに...」
「取り敢えず確認しないとなって」
白米の入っているであろう保冷バックを下げて
いるジソンの姿は何処からどう見ても両親にソ
ックリだった。
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choi(プロフ) - maryさん» ジソンオンマタイミング！笑 母性本能全開のジソンさんにはオンマ的ドジも頑張ってもらわないと、と思いましてヽ(´o｀；にしても我ながら今のタイミングはちょっと！ですヽ(；▽；)ノ (2018年9月12日 19時) (
レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - あああああ！！ジソンオンマー( ＴДＴ)今は声かけちゃダメー( ＴДＴ)笑 (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ぜひ！！ぜひその番外編読みたいです！！( *´艸) (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
choi(プロフ) - maryさん» ジェファンとの絡みに反応下さるのmaryさんだけなので、密かに凄く嬉しいです！笑 番外編でダニエルくんとジェファンのお話を書こうかな...なんて思っちゃいますヽ(´o｀； (2018年9月12日 11時) (レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ジェファンとの絡み待ってましたー！！やっぱりダニエルくんとジェファンくんの絡み大好きです(*´∇｀)もうウジンに何されたんだ！！笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CHOI | 作成日時：2018年7月9日 16時
