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spring moon #33
「近くのメガボックスで、ヌナと一緒に映画が
観たいなぁって...どうかな？」
せっかくカフェで待ち合わせをしたのだから、
何処に行くのか計画を立ててから動く事にした
私達は、頼んだラテを飲みながらデート内容を
話し合っていた。
「何の映画が観たいの？」
「うーん、ヌナが好きな映画だよ」
「私の好きな？」
私が好きな映画とは何だっただろうかと、自分
自身で考えてしまっているけれど、どれだけ考
えてみてもなかなか答えは見つからない。
悩む私を嬉しそうに見つめる彼は、手の中にあ
るマグカップを口に付けると、こくりと音を立
てながらアメリカーノを飲み込んだ。
「ホラー映画、ヌナ好きでしょ」
「スプラッターは苦手だよ？」
「サイコホラーだから大丈夫」
ホラーに変わりが無いのだと言う事実に、思わ
ず吐息を洩らしながらも、彼と映画が観られる
のだと思うと堪らなく嬉しかった。
数日前までは、こんな風になるなんて事でさえ
考えていなかっただけに今この状況が不思議で
仕方ないのは、あの日から何ら変わらない。
「ここからだったら東大門が一番近いかな？」
「バスも良いけど、今日は地下鉄で案内するね」
「うん、ダニエルくんに付いて行くよ」
彼の言葉にこくりと頷けば、まるでそれが合図
だったかの様にしてどちら共なく席から腰を上
げ始める。
ちらりと時計に目をやってみれば、既にカフェ
へ到着した時から数十分が経とうとしていた。
只でさえ、彼と他愛もない会話に花を咲かせて
いるだけでこんなにも時間が経つのが早く感じ
るのだ。
「寒いから暖かくして行かないと」
私が無造作に羽織ったコートの襟元を整えてく
れる彼に優しさを感じながら、ちょっぴり身体
を硬ばらせる。
「わ...ありがとう」
「ヌナに風邪引いて欲しくないから」
ふわりと言われた言葉に胸をドギマギさせてい
る事も束の間。
自然と彼の大きな手に包まれた私の手は、既に
逃げられたりはしない状況下に置かれてしまっ
ていた。
昨日の帰り道で既に繋いでいる筈だと言うのに
も関わらず、何だか今は堪らなく恥ずかしくて
胸がトクトクと鼓動を早めて仕方ない。
今日の彼はカフェの店員として会う時に比べて
幾分大人っぽく見える。
このままでは映画どころでは無いかもしれない
と息を飲みながら。
カフェ店内とは対照的に頬を撫でる冷たい風に
自然と目を細めてみては、来る時と違いそんな
冷たい風が心地いいとすら感じてしまうのだ。
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choi(プロフ) - maryさん» ジソンオンマタイミング！笑 母性本能全開のジソンさんにはオンマ的ドジも頑張ってもらわないと、と思いましてヽ(´o｀；にしても我ながら今のタイミングはちょっと！ですヽ(；▽；)ノ (2018年9月12日 19時) (
レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - あああああ！！ジソンオンマー( ＴДＴ)今は声かけちゃダメー( ＴДＴ)笑 (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ぜひ！！ぜひその番外編読みたいです！！( *´艸) (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
choi(プロフ) - maryさん» ジェファンとの絡みに反応下さるのmaryさんだけなので、密かに凄く嬉しいです！笑 番外編でダニエルくんとジェファンのお話を書こうかな...なんて思っちゃいますヽ(´o｀； (2018年9月12日 11時) (レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ジェファンとの絡み待ってましたー！！やっぱりダニエルくんとジェファンくんの絡み大好きです(*´∇｀)もうウジンに何されたんだ！！笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CHOI | 作成日時：2018年7月9日 16時
