それ私のスカート！！② (ページ10)

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若「だからなんでみんなで来るの？増えてんの？募集したの？」

原「きびだんご配ったの」

土曜日、ついにデートの日

わたしと正義も来たことがある
水族館で王道デート

もうクラスのほとんどの子が見守り隊として来ている

原「そうそう。デートの前に確かめなきゃね。あんた今どうなの？好きなの？」

若「……好きだと思う」

原「若林。お前は嫌われている」

田「ええええ！！なんで言っちゃうの～？！」

のぶおの言葉に賑やかな空気が一変する
戸惑う若林くんに胸が痛んだ

原「おかしいと思わないか？いきなり誘われて。どうしていきなりデートに誘われたのか東条が全部聞き出している。そしてそれを私は聞き出している。そしてそれは」

田「それ…言っちゃいます？」

原「言う。遅かれ早かれ言われることだ。若林、お前は遊ばれてたんだ。坂本が山上のフリしてあんたをデートに誘ったらしい。あんたと仲良くなれば好きな男を紹介してもらえると思って仲良く連絡をしていたらしいわ」

若「あ～…そうなんだ。そっか。そっかやっぱり変だよね。いきなり仲良くしてデートなんて。そりゃそうだよ、こんな上手く行くはずないもん。最初からうすうす気づいてたし…ありがとう。教えてくれて」

東「もう…別にブッチしてもいいんじゃね？」

正義がデート辞めることを進めても
本人の口から聞きたいからと言う若林くん

健気すぎてなんだか泣きそうになる

田「若林大丈夫ですかね…」

『あっ…来た』

連絡先を聞いた時のように隠れて見守る
少しして楽しそうにやって来た山上さん
これも全部演技なんだとしたら凄いなこの子

若「本当ごめん、いきなり水差す感じで聞いちゃうんだけどさ」

山「え？どうしたの？」

若「これ…山上さんが誘ってくれたんじゃないんでしょ？一緒にいた人がふざけてスマホ使って僕に送ってきたんだよね？ちょっと聞いちゃってさ」

山「え…誰から？……明智君？」

若「明智？明智は関係ないんだけど…僕が聞いたことって本当かな？本当だったらさ、別に嫌々僕と一緒にいなくても良いかなって思って…」

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