それ私のスカート！！② (ページ4)

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川「校長先生に頼んでよかったの？」

田「俺は知らない。俺は知らないぞ」

東「でも一緒にバレたら怒られるよ」

お昼からの授業を校長先生に頼んで
わたし達は今、屋上にいる

原「のぶおプロデュース始めるわよ」

のぶおによる恋愛教室
いろいろ学べそうでワクワクする

原「まず相手の連絡先をゲットする。それがスタートライン」

若「無理だよ。聞けないよそんなの」

原「うじうじ言ってんじゃないわよ！その無理だよを何とかしてやろうって言ってんじゃないの」

若「だって…」

原「まずそのスタートラインである連絡先。好きな人からどうやって聞き出しますか？みんな」

川「え～？どうやって聞くだろ。友達伝いとか？」

原「ありです。でも友達がいないとできない手よね」

『え～友達伝いは嫌だな。直接聞いてほしい』

原「はい正解です。だから今回は直接聞きます」

若「え～！無理だよ」

原「無理じゃなーい」

わたしが答えた瞬間
下を向いていた正義が物凄い速さで顔を上げた

そういえば…正義は結衣伝いだった気が…

若「そんなの聞いたらなんで？って思われる」

原「そのなんでが大事なの。あんたスマホ拾ったんでしょ？それがそのなんでなの」

若「拾っただけじゃん」

原「恋はフィーリング、タイミング、ハプニング。折角ハプニングが起こったわけなんだから、そこで直で聞くのが１番だったんだけど今日中ならまだ間に合うタイミング」

若「今日？！」

原「トゥデイ！」

掘「じゃあ帰る前に聞いちゃうしかないね」

とにかく自信の無い若林くん
ずっと眉を下げてのぶおの話を聞いている姿が
めちゃくちゃ可愛い。女の子みたい

東「でも好きなんじゃね？って思われるんじゃない？」

原「はい。そこポイントです」

『ポイント？』

原「相手に好意があると１００％ビンビンに伝えるコミュニケーションの仕方と、１００％隠すコミュニケーションの仕方。どちらが好感度高いでしょうか！」

光「相手に隠す」

川「いや伝える方でしょ」

原「正解は、あなたのことを好きかどうかは分からないが好きになる可能性がありますくらいの距離感！」

すごい。普通に感心しちゃった
この授業かなり価値がある

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