クソ幼馴染みの立場７ ページ46
ーーーーいい、行ってこい。お前くらいしか爆豪宥めらんねェだろ。
電話の内容が聞こえたらしい先生は、いつもの面倒くさそうな気怠げな声でそういうと私を会議室から追い出した。
少し走りながら教室へ向かう。
「なんで、かっちゃんと轟くんが……」
教室で喋ってる所とか見たことないくらい関わり無かった気がするんだけどなー！！
ー教室前ー
ちょっと息を切らせつつ、着いた1-A。
「Aちゃん！来てくれてありがとう！アレなんだけど」
扉の前にいたのは電話をくれた三奈ちゃん。そしてちょっとだけ扉を開けた彼女が覗けとばかりに隙間に指を差す。困惑しながらも覗けば、遠目で見ても不穏な空気が漂う教室内。
切島くんがかっちゃんを押さえ、上鳴くんが轟くんの前に立って何か説得している。
透ちゃんと響香ちゃんはその間で顔を青くし、その周りで他のクラスメイトが顔を引きつらせて二人を見ていた。
うん……ちょっと行くの、私も怖くなってきた。
「こうなったのがその……何でか分からないんだけどね、ちょっと前に私達の所に轟くんが来て、佐藤は何処にいる？って聞いて来てね…」
「え、私！？」
なんで轟くんが……。
あ。もしかして朝の話の続き、したくなったのかな。
「でもホラ……私達がAちゃんから爆豪無理矢理引き離しちゃったせいで、爆豪ずっと超不機嫌でさ」
「……う、うん」
切島くんがいるから大丈夫かなって思ってたんだけど。
「そこに轟が来ちゃって聞いたもんだから、爆豪爆発しちゃって。アイツに何の用だゴラァ！！ってなって……今、あんな感じ」
うん、色んなタイミングの悪さが重なってああなったんだね。
「それでその、Aちゃん呼べば何とかなるかなって……だからとりあえず行こう！！」
「え！えぇ、ちょっと待って待って三奈ちゃーん！」
心の準備とか、何を話せば良いとか！全然私まだ、出来てないんだけど！？
しかし扉を勢いよく開けられ、グイグイ背中を押されては、歩き出すしか無くて。
サクッと現場入り。
「佐藤さぁああんっ！」
私の登場に歓喜を上げたのは上鳴くん。どうやら限界は切島くんも同じのようで、私を見る目が仔犬のように助けを求めていた。
「……クソA……お前半分野郎と何かあんのかよ！！」
私の登場で緩んだ切島くんの拘束を振り切り、かっちゃんがこっちに向かってくる。
「……ひっ！」
かっちゃんの怖い顔、慣れてるはずなのになんか一段と怖い！？
思わず一歩後ずさった。
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Yuki(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！かっちゃんはやればできちゃう料理男子です笑主人公の胃袋をガッチリ掴んでます！また新しく続編を作りましたので、そちらもよろしくお願いします(*^^*) (2016年6月25日 14時) (
レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 休日編キターーーー！！！かっちゃんーーーー！！！実は料理男子なの！？･･･スープ飲みたいな･･･騒ぎましたねすみません、続き楽しみです！！ (2016年6月24日 0時) (レス) id: 088ecfe5cf (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - すずぅさん» コメントありがとうございます！かっちゃん最初めっちゃ嫌な子でしたもんね笑好きになるキッカケになれて凄く嬉しいです！(*^^*)更新頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！ (2016年6月20日 15時) (レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！やっと幼馴染みの関係から変化を起こすきっかけが作れました！クレープ組の活躍に私も期待したい所です笑 (2016年6月20日 15時) (レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
すずぅ(プロフ) - 最初は苦手だった爆豪もこの小説のおかげでヤバイほど好きになった。最高です…！！！応援してますっ (2016年6月20日 2時) (レス) id: 66e540a67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuki | 作成日時：2016年6月1日 12時
