クソ幼馴染みの同行２ ページ16
バスの前に、着替えた人から集まって行く。
体操服だった私は早めに着いて、みんなを待つ事となった。
「みんなコスチューム、カッコイイね！」
次々と現れるクラスメイトのコスチューム姿に胸が躍る。格好が変わっただけなのに、たくさんのヒーローに囲まれているよう。
「そっかー、編入したばっかだから佐藤さんのはまだ出来てないのかぁー！残念……白衣の天使想像してたんだけどなっ」
上鳴くんが悔しそうに顔を歪めていて、慌てる。
「わ、私はそんな感じのコスチュームじゃないと思うよ、要望通りなら……」
「でも楽しみだね！Aちゃんのコスチューム！どんななんだろーな！！」
「Aちゃんなら、何だって似合うと思うよー！」
「麗日さん！！わ、三奈ちゃんも！コスチューム可愛いねー！」
声の方に振り向くと、こちらに歩いて来ていた二人。そしてその後ろに。
「……Aちゃんも体操服なんだね！良かった、僕一人かと」
「出久くん！私も一人だけだと思ってた。……なんか久しぶりに話すね！家近くなのに」
「そうだね。……うん、Aちゃんと僕があまり話せない原因はほとんど分かってるんだけど」
「え？それってなにーー」
そう聞き返そうとして、急に出久くんとの距離が離れた。
「クソA。お前もうバス乗れ」
どうやらかっちゃんに背中を掴まれて、引っ張られたみたい。
「かっ……」
振り向いてかっちゃんを見た。
コスチューム姿のかっちゃん。
ヒーローだ…！！
どうしよう、凄くカッコイイ。
個性が爆破だから、やっぱり派手なコスチュームだけど、それがすごく似合ってて良い。
それに首元とか、鎖骨とか見えちゃってて、ついドキッとしてしまう。
「オイなんでコッチ向かねんだよ、A！」
直視出来なくて、かっちゃんに背を向けたまま下を向く。
「だって……かっちゃんが……」
「あァ？俺がなんだよ！！」
「かっちゃんが……いつもと違うからでしょーーー！」
「はっ！？あ、おい、待てコラA！」
恥ずかしくって、ダーっと走り出す。前を見ずにいたせいで、ドンっと人にぶつかる。
その相手は、八百万さんだった。
「ど、どうなされたの？佐藤さん！いきなり走っては危なくてよ？」
「わああ、ごめんなさい！ちょっと、えっとコスチュームが……っ」
「ああ、やはり。先生から言われてますわ、佐藤さんにこの服をと」
「えっ？」
スッと八百万さんから渡されたのは、サイズピッタリの白衣。
なぜ、白衣を私に…？
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Yuki(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！かっちゃんはやればできちゃう料理男子です笑主人公の胃袋をガッチリ掴んでます！また新しく続編を作りましたので、そちらもよろしくお願いします(*^^*) (2016年6月25日 14時) (
レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 休日編キターーーー！！！かっちゃんーーーー！！！実は料理男子なの！？･･･スープ飲みたいな･･･騒ぎましたねすみません、続き楽しみです！！ (2016年6月24日 0時) (レス) id: 088ecfe5cf (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - すずぅさん» コメントありがとうございます！かっちゃん最初めっちゃ嫌な子でしたもんね笑好きになるキッカケになれて凄く嬉しいです！(*^^*)更新頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！ (2016年6月20日 15時) (レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！やっと幼馴染みの関係から変化を起こすきっかけが作れました！クレープ組の活躍に私も期待したい所です笑 (2016年6月20日 15時) (レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
すずぅ(プロフ) - 最初は苦手だった爆豪もこの小説のおかげでヤバイほど好きになった。最高です…！！！応援してますっ (2016年6月20日 2時) (レス) id: 66e540a67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuki | 作成日時：2016年6月1日 12時
