クソ幼馴染みの憧れ７ ページ12
かっちゃんに睨まれて、固まる私。
ーー罰だ、A。今後お前は雄英にいる間、何があっても俺の言うこと聞けーー
不意に今日の朝の事を思い出す。
どうしよう。みんなと仲良く出来て、友達になれそうで嬉しいのに。
でもかっちゃんをこれ以上怒らせるわけには……
一瞬の沈黙。
しかしそれを破ったのは。
「うわー、束縛プラス脅迫とか無いわ！Aちゃん可哀想じゃん！恋人でもないくせに、爆豪関係ないでしょ！」
「うんうん、耳郎が正論だぜ。もっと言ってやれ」
「お前が言えよ上鳴。まぁ爆豪と佐藤さんの関係よく知らねーけど、とりあえず幼馴染みなんだろ？」
「そーだよ！たまに少し遊ぶくらいだしィ！」
「Aちゃんの独り占めは良くないよ！」
みんなからの一斉かっちゃん攻撃。
わ、私のせいでまたクラス仲の危機…！！
しかもかっちゃんが悪者っぽくなってる。
「み、みんな！誤解だよ、誤解！かっちゃんは私を心配して……その、個性の問題でいつも私に付き添ってくれてるから……私の事はかっちゃんにも直接影響するから……それで」
しどろもどろになりつつ、かっちゃんの元へ駆け寄る。今日は色々あり過ぎたから、かっちゃんだって疲れてるはず。
みんなには悪いけど、もう帰ろう。
やっぱり、私には難しい事なんだ、友達と帰ったり遊んだりするのも。
分かってた事なのに、かっちゃんに負担かけて、みんなの気分悪くさせたりして。
新しいクラスになったからって、私は何一つ変われてないのに。
浮ついた結果が、コレだ。
「み、みんな今日はありがとね！クレープも美味しかったし、楽しかった！また明日学校で……っ」
だから、泣いちゃダメだ。
ダメなのに。
私はいつまで泣き虫で、馬鹿なんだろう。
グッと唇を噛み締め、必死で笑顔を作ろうとした時、かっちゃんの手が私の頭を撫でた。
そして、持っていた私の携帯を取り上げると、何か操作をし出す。
急過ぎるかっちゃんの行動に、私もみんなも唖然としたままかっちゃんだけを見つめる。
かっちゃんが携帯をイジるのが終わると同時に、みんなの携帯が短く鳴った。
ポイッと軽く戻された私の携帯の画面には、切島くんが作ったグループラインに私が参加した事と、私がかっちゃんを招待した事が記載されていた。
「……かっちゃん、これ」
そしてまた携帯が鳴る。かっちゃんがグループラインに参加した事のお知らせ。
それが答えだと言わんばかりに、かっちゃんは何も言わず、自分の鞄を持つ。
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Yuki(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！かっちゃんはやればできちゃう料理男子です笑主人公の胃袋をガッチリ掴んでます！また新しく続編を作りましたので、そちらもよろしくお願いします(*^^*) (2016年6月25日 14時) (
レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 休日編キターーーー！！！かっちゃんーーーー！！！実は料理男子なの！？･･･スープ飲みたいな･･･騒ぎましたねすみません、続き楽しみです！！ (2016年6月24日 0時) (レス) id: 088ecfe5cf (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - すずぅさん» コメントありがとうございます！かっちゃん最初めっちゃ嫌な子でしたもんね笑好きになるキッカケになれて凄く嬉しいです！(*^^*)更新頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！ (2016年6月20日 15時) (レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！やっと幼馴染みの関係から変化を起こすきっかけが作れました！クレープ組の活躍に私も期待したい所です笑 (2016年6月20日 15時) (レス) id: b5e1978a20 (このIDを非表示/違反報告)
すずぅ(プロフ) - 最初は苦手だった爆豪もこの小説のおかげでヤバイほど好きになった。最高です…！！！応援してますっ (2016年6月20日 2時) (レス) id: 66e540a67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuki | 作成日時：2016年6月1日 12時
