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*炭治郎side






絡繰人形の修行を終え、
宿に帰ると菜愛を4人の男性が出迎えた。

菜愛の浮ついた話なんて1度も耳にしたことがない。
それはしのぶさんなども同じだった。

だから自然とそういうことはないのかな、と
勝手に思い込んでいたのだけど。意外と………。






「おかえり。彼氏かい?」((ゴォォ


「朝早くから遊んでいたようだな」((ゴォォ






淡い黄色のユリの髪と瞳を持つ男性。
新緑の薄緑のが髪と淡いユリの瞳を持つ男性。

男の俺でも惚れそうなほどに綺麗だ。
でも笑ってはいないその目にゾッとした。







『う〜ん。継子ですかね。
お2人に着物を一緒に選んでいただいたでしょう?』






その友達のお兄さんですよ、と紹介する。

継子、と言われたことに何だか胸がズキっとした。
なんだかモヤモヤと苦しくなった。

あんまり良い物のような気がしなくて
そのモヤモヤに蓋をした。






炭治「俺は竈門炭治郎です。
こっちは妹の禰豆子です。よろしくお願いします!!」


「僕は髭切。こっちは弟の…ピザ丸だよ」


「膝丸だ兄者。先程はすまなかったな継子」


「俺は鶯丸。
名前の由来はよく分からんがよろしく頼む」


「俺は三日月宗近。まぁじじいさ」







おじいちゃんには見えないよ……。

何だか不思議な名前が多い、と思ったけど
とっても悲しそうで優しい匂いがする人たち。

でも少し人ではないような匂いもする……。
あれ?寂しい匂いもする__これは菜愛?



少し菜愛を覗き見るとやっぱりどこか
寂しそうな目で俺を見ていた。

どうしてそんな目をするのか…、、。
そんな顔を見たくなくて声をかけようとした。

けれどもそれは美しい小鳥のような
中性的な声に遮られてしまった。






鶯丸「で?髭切と膝丸と買い物に行ったのか?」


宗近「はっはっは。随分と仲がいいようだな」


『いや、まぁ…はい』


髭切「この組紐似合うでしょ〜?」


膝丸「俺たちで選んだんだ」







あっという間に菜愛を囲むように
彼らは集まった。

滑らかに白い髪を触る仕草。
頭や頬を撫でる手は艶めかしい。

俺はあんまりこういうのに鋭い方ではないけど、
この人たちは菜愛に恋慕してる。

ひと目でそう分かった。
その時また黒いモヤモヤが心を覆った。






鶯丸「ほう?ならば今度は俺と茶でも飲みに行こう」


宗近「茶だけでは退屈だろう。俺も行こう」





けれど、俺は楽しそうな5人の中に入っていける
自信がなかった。

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彼岸(プロフ) - ありがとうございます!そう言って頂けるととても嬉しいです! (2020年12月2日 12時) (レス) id: 1bd9e22ba3 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - テスト頑張ってくださいね!更新は急がなくて大丈夫ですよ!お身体大事になさって下さい!更新は気長にゆっくり待ってます! (2020年12月2日 11時) (レス) id: 94f806d9d0 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - すみません、意図は無いです。更新間違えしました! (2020年11月27日 18時) (レス) id: 1bd9e22ba3 (このIDを非表示/違反報告)
萌 李 。(プロフ) - 話数が160から163になっていますよ!何か意図があるなら申し訳ないです。いつも楽しく読ませていただいてます!続き楽しみにしています! (2020年11月27日 16時) (レス) id: 4efc2c34fa (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 原作全てをもって終了させていただく予定です。長くなると思いますが、お付き合い下さい。 (2020年11月24日 9時) (レス) id: 1bd9e22ba3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サエル=クレメンス | 作成日時:2020年11月23日 19時

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