神憑きの鬼殺隊・終

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＊無惨様side





そうだ。私も遅くなっているのだ。

そうでなければ
虫けら2匹にここまで時間はかからない。
2度もトドメを刺し損ねている。

アイツだ。原因はあの女に違いない。
取り込んだ珠世の細胞に吐かせる。



＊＊＊＊＊




無惨「お前は何をした？
私に使った薬は人間返りではなかったのか？」


珠世「お前に使った薬は人間に戻すもの…
それと_______」





何種類かの薬を使っていたというのか。





珠世「言わない。無駄に増やした
脳味噌を使って考えたらどうだ？」((ﾆﾔﾘ

＿【無駄に多い脳味噌で考えろよ】




無駄な時間を使った。コイツに聞くまでもない。
細胞に残る記憶を読めばそれでいい。

中には珠世が鬼にした男と
童磨が喰った毒使いの鬼狩りがいた。






しの「老化の薬が望ましいですね。
コレなら1分で50年老化させることができる」





＿＿!!!!





＊＊＊＊＊





無惨「(老化!!!!そうか私は老化していたのか)」




老化の進行を食い止める為に私の力は削がれ、
この程度の鬼狩りの始末すら手古摺った。

珠世が薬を使ったのは4、否、5時間ほど前。
薬が作用する時間を差し引いたとしても3時間以上。





無惨「(つまり、9000年以上老いている!!!!)」




珠世…死んでなお癪に障る女だ。
下らない悪あがきをしやがって。




炭治「烈日紅鏡＿炎舞＿幻日虹」


『蛍火ノ照らす道・地獄道＿風流乱狂ノ桜』


無惨「ちょこまかと跳ね回るな!!!!」


炭治「円舞＿斜陽転身」


『開眼・三千世界＿断頭・赫頸血染』







死肉に群がる蛆のようにハエが集る。
ちょこまかと跳ね回るせいでトドメが刺せない。

夜明けも徐々に近づいてきている。
力も自覚できるほどに衰えてきた。

そのせいでイライラが募る。








炭治「飛輪陽炎＿輝輝恩光＿碧羅の天＿火車」


『鴉の告別・大獄＿恋紫・沙羅双樹ノ寵愛』







治らない。菜愛に食らった火傷が
あの男から貰った古傷に響いて背中に痛みが走る。

もっと早く気づくべきだったのだ。
髪の色が戻らないことに。柱を殺せないことに。






鎹鴉「カァァ!!!!夜明ケマデ59分!!!!」





まずい。夜明けまで1時時間を切った。
このまま老化とコイツらの相手で手古摺れば死ぬ。





炭治「灼骨炎陽＿日暈の龍・頭舞い＿陽華突」


『亀甲籠目・贄の幸籠＿恋雫・銀湾ノ月皇』






死に損ないどもめが。
早く死ねばいいものを!!!!

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