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＊菜愛side
心臓を握りつぶされるような痛みが体を襲う。
刀を握り締めながら膝から崩れ落ちた。
左手は心臓のある場所を抑え、
ドクドクと脈打つ度に痛くなる。
ぽたぽたと嫌な汗が伝う中、
死体にそこには"赤"が混じってきた。
それが血だと分かると酷い吐気に襲われる。
口を抑える前に大量の血を吐き出した。
傷だ……。無惨からの攻撃を受けすぎたんだ。
身体が無惨の細胞に拒絶反応を起こしているんだ。
細胞が破壊され、内側から破壊される。
『(…無惨の細胞なら)』
無惨の細胞なら日輪刀が効くはずだ。
そう思い震える手で自分を刺そうとする。
だが、あまりに震えるせいで狙いが定まらない。
下手をすれば大事な血管を斬ってしまう。
ここまで来て間違えて自害しましたなんて
笑えねぇぞ、……どうする？
『ッてぇ!!!!(今度は一体なんだんだ)』
また無惨の攻撃を受けたのかと思った。
だが来た痛みは一瞬で尚且つ心臓の痛みも消えた。
どういうことか。訳分からず当たりを見回せば、
無惨に斬られている猫がいた。
『(あの猫は確か……)』
愈史郎のペットだったはずだ。名前は……忘れた。
まぁいい。取り敢えず愈史郎に助けられたんだ。
これ幸いとばかりに刃をもって立ち上がった。
確実に殺す為に決して刃を離してはならない。
ギチギチと握り締めれば、白刀は赫刀に変化した。
無惨「無駄な足掻きをするな!!!!亡者共!!!!」
一期「無駄な足掻きをしてこその人間です」
宗三「もう武士の世ではないのですよ」
バチバチと無惨が怒りに合わせて攻撃を激化する。
地面には細かなクレーターが多数できている。
小さな竜巻のようなものが幾千にも襲ってくる。
攻撃は呑み込まれ、尚強くなってゆく。
それ故に逃げるしかなかった。
『＿＿!!』
ふと逃げ切った先で状況を確認する。
すると小芭内が刀を持って立ち止まっていた。
何してるんだアイツ…？失神しているのか？
無論。無惨がそれを見逃すはずもなく、
触手は小芭内に襲いかかる。
実弥「伊黒ーー!!!!」/無一「伊黒さん!!!!」
無惨「死ね」
鯰尾「はいは〜い!!残念でした〜!!!!」
まるで煽るように小芭内を抱き上げて
宙を舞う鯰尾藤四郎に骨喰藤四郎。
無惨はその様に1つ、舌打ちすると
空中の3人目掛けて触手が追い打ちをかける。
けれどもそれは引きちぎる様な斬撃によって
叶わなかった。
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凪 - 本当に凄かったです。感動しました｡色々な視線から書かれた｡凄い長かったのに飽きませんでした｡面白かったです。途中で刀剣男士達の台詞言ってたのいいなと思いました｡言葉選びや使い回しや閉め方が上手思いました｡2作品の合わせ方が上手｡来世がどうなるか楽しみ (11月16日 0時) (
レス) @page49 id: 64c26850b0 (このIDを非表示/違反報告)
ヤタガラス(プロフ) - 以前はこの物語の続きがあって閲覧できていたのですが今できなくなっていて続きを見たいのですがどうしたら見れますか？ (2022年3月18日 1時) (レス) @page49 id: f9904f6d7d (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - 来世はどうなってんだぁ〜‼︎男士たちに会わせて欲しいわ(´._.`)ｼｭﾝ (2022年2月4日 14時) (レス) @page49 id: 684d6cbe53 (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - 完結おめでとうございますｯ…！めっちゃ泣けましたぁ(号泣)。それと呼吸また纏めてくれてありがとうございますｯ…。 (2020年12月13日 6時) (レス) id: f65c8d9340 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても素敵な話でした！！最後の終わり方も皆さんの言葉も胸にぐっときました!本当に素晴らしい話をありがとうございました! (2020年12月9日 0時) (レス) id: 94f806d9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サエル=クレメンス | 作成日時：2020年12月2日 13時
