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第一話 ページ5
あれからどれくらい時間が経っただろうか。
「あれ…生き…てる？」
重いまぶたをゆっくり開けると、僕は穴の深い底にいた。
土で薄汚れた服をパッパッとはらい、僕はたちあがり、辺りを見回す。
「…どこだここ」
少しオロオロしながら周りをウロウロしていると、ひときわ目立った薄いピンクの花に注目した。
…なんか…動いてる？
「やぁ、こんにちは！！」突然どこからか声が聞こえる。
え？え？どこ？
「ここだよ、ここ！！」聞こえた方向に目を向けると、顔がついたピンク色のダンシングフラワーみたいなのがニコニコしながら喋っていた。
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作者名：S.W 太子 | 作成日時：2017年10月9日 22時
