惚気野郎と三輪相談所 ページ8
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正直、三輪からこんなことを言われるなんて思ってもいなかった
「お前たちは、一緒に出かけたりはしないのか」
ランク戦をしよう、と集まった俺たち。
米屋と緑川が今まさに戦っていて、俺は三輪とやるかと声をかけようとした。
すると、それよりも先に三輪が俺に話しかける
「ん?めずらしいな。
お前がそんなこと言うなんて」
驚いた、と笑えば
三輪は気に食わない、と言わんばかりに眉間にしわを寄せる
「悪りぃ悪りぃ。
いやさ、デート?もしたいと思ってるし、誘う勇気がないわけじゃねぇんだよ」
「……じゃあ、なんでだ」
「………あいつのこと、俺、よく知らねぇんだよなーって
好きな場所も、食べ物も
どんな風に今まで過ごして来たかも」
これは、記憶を無くしたあいつから学んだこと
「時間って、どうにもできねぇじゃん。
それが、俺はすげぇ悔しくて」
「………それは、理由になるのか
ただの言い訳にも聞こえるが」
「……まぁ、そうかもな……
よっしゃ、じゃあさ、ここは相談のってくんね」
「相談……?」
またか、とそんな目で見られるが俺はそのまた、を知らない
俺じゃない誰かがこいつに相談したのだろう
とんだツワモノだ。
「そーだな、どこに行けばいいか、お前も一緒に探してくんね?」
「……それくらい、お前がやればいいだろ」
「1人でやるより意見がもらえていーじゃん」
だから、な?と押せば、三輪は折れてくれた
お前のそういうとこ好きだわ、と俺は笑う
「んー、普通にぶらーっとすんのもいーけどな…」
「…ここならあいつも喜ぶだろ」
「ん?あぁ、そこか。
そーいやこの前テレビで特殊してたのガン見してたわ」
いやそん時な、と俺が話そうとすると
三輪は俺の頭を見ていた雑誌で叩いた。
「決めるんだろ、さっさとしろ」
「ハイハイ」
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おむ(プロフ) - 二宮さん» 読んでくださりありがとうございます^_^ そう言っていただけてとても嬉しいです！書いてよかったなあと、心から思います！本当にありがとうございました！ (2019年12月25日 23時) (
レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
二宮 - 完結お疲れ様です！ゆっくり見ました。とても面白かったです！ とてもいい作品でした！ (2019年11月25日 20時) (レス) id: 5c8a1b7b56 (このIDを非表示/違反報告)
藤見日和(プロフ) - 良すぎて爆死 (2016年7月17日 14時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
柚 - とても良い作品に巡り会えて、感動しているのと、出水がイケメンの二つです☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2016年2月5日 5時) (レス) id: 98181381be (このIDを非表示/違反報告)
柚 - ヒャァァ/// (2016年2月3日 20時) (レス) id: 98181381be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2015年11月27日 19時
