3.毒リンゴと王子様と【出水公平】

吊り橋効果?* ページ27

とわさんからのリクエストです。
リクエストの時はタイトルに*のマークをいれます




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今回もまた、ボーダー恒例の女子会が開かれていた




私もなぜかその席に座ることになり、繰り広げられる話に耳を傾け続けていた









「壁ドン、股ドンって
なんでもかんでもドンすれば良いわけじゃないわよね」




「ですよね!
というか、別に好きじゃない人にやられてもーって感じしますし」




「そうそう
それをどこで間違えたのか、壁ドンすればいいんだろ、みたいな感じで……」




「え、皆さんされたことあるんですか」




「「「いやないけど」」」




と、いつかの少女マンガを思い出した皆は互いに意見を言い合い、頷き合っていた

壁ドン、壁ドンね、と私も紅茶を飲みながら考える

……それにしてもこの紅茶美味しいな





話が脱線してしまいそうだった





「ちなみに、誰に壁ドンしてほしい?」



加古さんがニコニコと笑いながら私たち高校生を中心とした女子に問う




「あ、私、忍田さんと唐沢さんがいいです」




突然の爆弾発言

何て言った、と周りが凍りついた




「えｯ!?
綾辻ちゃん本気!?」




「大人な男性って、憧れるじゃないですか」




「ま、まあ確かにそうだけど…………


あ、結構ありかも」




今さんが何かに目覚めたかのように目を光らせる


私は正直何とも思わないな、と残りの紅茶を飲み干した


時計を見ると太刀川さんと約束していた時間の5分前

今お茶している場所から待ち合わせの場所まで5分もかからないからセーフ、と腰を上げる





「すみません、私そろそろ……」



「あー、ごめんねー
時間大丈夫?」



「はい。今からなら間に合います」





挨拶をして別れる



太刀川さんとの待ち合わせ場所に着くも、案の定太刀川さんの姿は見えない

近くに椅子もないので、私は壁にもたれることにした





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続く

吊り橋効果?**→←リクエスト、応えてくれなきゃ、悲しいな(字余り)

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