そして彼は惚れ直す ページ22
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売店から離れて時計を見ると1時前
そろそろ腹が減ったな、と考える
「公平、そろそろお昼食べよ」
少し気まずそうに提案を出すAを不思議に思いながらも何を食べようか、と歩くスピードを緩める
「ん、おー、だな
どーする?そこにフードコートがあったけど」
そこでいいか?と聞くと、Aは首を横に振る
そして、ス、と四角いものを目の前に出した
「つ、作ってきた、から……
よかったら、どう?
あっ、えと、ごめん!公平に何も言わないで…」
でもオペレーターの皆が…と顔を赤くしながら焦るAに、館内だということを忘れて抱きついた
「ちょっ、公平!ここまだ中…!」
「あ〜〜〜ッ!
お前ほんっと可愛すぎ!
まじで嬉しい!ありがとなっ」
思いっきり抱きしめると、Aは俯いた
耳まで赤くなっていて、前まではそんなことなかったのに、と離れた
「せっかくだし、外で食うか。
ここ、確か花とか植えてあって綺麗らしいし」
壁に貼ってあるチラシを見ると、
そこにはどでかく花まつり、と書かれた綺麗な写真
飲食ができるよう、ベンチやらなんやら、一式揃っているようだった
「それ食べたら遊園地なんてどーだ?
小さいけど水族館の敷地内にあるみたいだ」
「うん、いいね、それ」
「あー腹減った。
何が入ってんだ?」
「えびふらい!」
「まじで!?さいっっこーだわお前!」
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おむ(プロフ) - 二宮さん» 読んでくださりありがとうございます^_^ そう言っていただけてとても嬉しいです!書いてよかったなあと、心から思います!本当にありがとうございました! (2019年12月25日 23時) (レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
二宮 - 完結お疲れ様です!ゆっくり見ました。とても面白かったです! とてもいい作品でした! (2019年11月25日 20時) (レス) id: 5c8a1b7b56 (このIDを非表示/違反報告)
藤見日和(プロフ) - 良すぎて爆死 (2016年7月17日 14時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
柚 - とても良い作品に巡り会えて、感動しているのと、出水がイケメンの二つです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2016年2月5日 5時) (レス) id: 98181381be (このIDを非表示/違反報告)
柚 - ヒャァァ/// (2016年2月3日 20時) (レス) id: 98181381be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむらーす | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時:2015年11月27日 19時