幸せな時間 ページ19
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バスから降り、歩くこと数分
目的地に着いたらしい。
「本当にいいの!?」
喜びのあまり、私は公平の手を強く握る
バッ、と横に振り向くと公平はニシシ、とはを見せて笑った
「来たかったんだろ?水族館」
「うん…！むかし、
お母さん達と約束して、来れなかったから…!
すごい……公平、ありがと……っ」
「……おう、んじゃいくか。
チケットはもうあるから」
ピラ、と見せられたチケット
そこでふと思い出す
「あ、じゃあお金は……」
「おれの奢り……と言いたいところだけど
スポンサーの人がくれたんだよ。二枚な
そんで、ならちょうどいいからお前が使えって太刀川さんが」
ラッキーだよな。
あ、もしかして今の言わない方がよかった?
そう言う彼を私は笑った
「…今度の夕飯、太刀川さんの好きなものにしよう……」
「コロッケと餅とうどん?
混ざったら大変なことになりそーだなぁ……」
「たしかに」
ゲートをくぐり、小さな遊園地を通り抜け、館内へと入る
キラキラと綺麗に輝く水槽やそれらが反射された床に、私はうっとりしてしまう
「クラゲ………こんなのもいるんだ…」
「お、こっちペンギンだってよ」
「えっ、うそ、行きたい」
「んじゃ、順番に回ってくか!」
幸せだった。
2人でデート。それも、ずっとずっと前から行きたいと思っていた場所に。
なんて幸せなんだろう。
何かの前触れじゃないのか。
そんなことを考えてしまうくらい、幸せだった
いっそのこと、このまま時間が止まってしまえばいいのに、とか思って
「公平、私、すごく幸せ」
「ん……!?
…面と向かって言われると結構恥ずかしいんだけど」
「ははっ、ごめんごめん。
それでも今、伝えとかなきゃって思ったから」
「縁起でもねぇな」
「……そうだね」
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おむ(プロフ) - 二宮さん» 読んでくださりありがとうございます^_^ そう言っていただけてとても嬉しいです！書いてよかったなあと、心から思います！本当にありがとうございました！ (2019年12月25日 23時) (
レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
二宮 - 完結お疲れ様です！ゆっくり見ました。とても面白かったです！ とてもいい作品でした！ (2019年11月25日 20時) (レス) id: 5c8a1b7b56 (このIDを非表示/違反報告)
藤見日和(プロフ) - 良すぎて爆死 (2016年7月17日 14時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
柚 - とても良い作品に巡り会えて、感動しているのと、出水がイケメンの二つです☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2016年2月5日 5時) (レス) id: 98181381be (このIDを非表示/違反報告)
柚 - ヒャァァ/// (2016年2月3日 20時) (レス) id: 98181381be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2015年11月27日 19時
