第4話 〜世界の運命〜 ページ4
「うーん··· まず、僕は人間じゃないんだ。」
初っ端から信じ難い話題だな···
A「悪いけど··· ちょっと信じられない。」
「僕、信じてって言ったよね!?」
A「でも···」
私のタイプのほんわか系で、しかもチョコ大好きスイーツ男子だよ?
人間じゃないなら、一体何だって言うの?
A「仮に··· 仮に人間じゃないとしたら、あなたは一体何者なの?」
「君たちの住むこの世界で言う··· “悪魔”かな。」
またまた信じ難いことを···
A「万が一、その··· 悪魔だとして、どうして自分の世界を離れてここにいるわけ?」
さっき彼が口を滑らせたことを思い返すと、もはや嫌な予感しかしない。
「···この世界を滅ぼすためだよ。」
A「滅ぼす、って···」
私が一番気になったのは、その目的でも手段でもなく、彼にそれが可能なのかだった。
A「···あなたにそれができるの?」
「もちろんだよ。 僕、これでも悪魔の端くれだから、世界の1つや2つ滅ぼすくらい難しくないよ。」
A「···どうしてこの世界を滅ぼすの?」
「僕にもわからない。 これは、僕たち悪魔を束ねる長、魔王様のご命令だからね。」
A「誰かの言いなりになって、何が善悪かもわからないまま大好きなものを消し去って、本当にそれでいいの···?」
「···本音を言うと、僕もこの世界は滅ぼしたくないんだ。
でも、今日がタイムリミットなんだ。 今日、この世界を滅ぼせなかったら、どのみち僕ごとこの世界は魔王様に消されちゃうんだ···」
その途端、私の中で何かが切れた。
A「ふざけないでよ!! 簡単にそんなこと言って、消される側の気持ちなんか考えたこともないくせに!
確かに私はあまり期待されて生きてるわけじゃないけど、それでも失くしたくない大事なものがあるの!」
「だからって君に何ができるわけじゃないだろ!?」
初めて見る彼が声を荒げる姿に驚いて、思わず口をつぐんだ。
すると、彼は私にとんでもない提案をした。
「そうだ···! 君がこの世界を救ってよ!」
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
シリアスを書こうとしたら恐ろしくグダグダになった···
MIZORE
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ツミキ - ご執筆くださりありがとうございます!更新される度飛んできてました。後味もすごい良くて、本当に感謝の限りです。ありがとうございました! (2017年11月10日 20時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIZORE | 作成日時:2017年9月14日 23時