56話 語学学習 ページ8
「サンデイ…モンデイ…チュエスデイ…ウェド…ウェ…」
「ウェドネスデイ?」
「ウェンズデイだタコ。てか日曜以外合ってねーし」
世界選抜後、ノルマとして語学学習があり私は仕事の合間を縫って英語を教えていた。
これも絵心さんの指示。私家庭教師じゃないんだけど…と思っていたが自分の勉強もできると思い、開き直ることにした。
「ねぇねぇ凛くん!自己紹介は「マイネームイズ」じゃなくて「アイム」でいいって本当?」
「舌を甘噛みしてテュス。THの発音はこれでいいのか?」
「おい…A…」
『あーはいはい』
イラついた様子で頭を抱えた凛くんがこっちを見る。私が教える場面はないかーとか最初思っていたがそもそも凛くんが人に勉強教えてる所なんて想像できない。うん、こんなこと言うの申し訳ないけど。
『別にI'mでも大丈夫ですね、少しカジュアルな印象になるのかな?あとは少人数に対してとか。thの発音も問題ないですよ。これが有声音で…』
「な、なるほど…!ありがとうAちゃん…!ってご、ごめん。俺なんかが名前呼びするのキモすぎる…」
『?全然大丈夫ですよ名前呼びで』
「さっきも凛ちゃん名前呼びしてた!」
『え、本当?』
気づかなかった…すると隣に座ってイヤホンで英会話を聴いている潔くんが教科書を見せてきた。
「なぁA。この単語の意味って何?」
『depress…落胆させるとかかな』
「ん、ありがとう。にしてもAすげーなあんなに英語喋れるなんて」
『そう?ふふ、褒められるの嬉しい』
「アホか。医学部入んのに英語は必須だろーが」
間髪入れずにそう言われ潔くんはムッとする。お、お願いだから喧嘩しないで…
『確かに英語とかは必須だけど、そもそも昔から英会話教室とかに行ってたし外国語学ぶの好きだから』
「他にも喋れんの?」
『フランス語も一応…そんなにうまく話せてるのかは分かんないけど』
キラキラとした目でこっちを見る潔くん。可愛いな…するとタブレットのアラームが鳴った。
『あ…ごめんもう行かないと』
次は2ndクリアチームに行って語学学習、その後に4thクリアチームの世界選抜に行かなければいけない。
「大変だねーAちゃん」
『あはは…うん、大変だけど…』
「?」
『(ルナ選手がデートの時欲しいもの何でも買ってくれるって言ってくれたからなぁ…現金だな私…)』
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苺子(プロフ) - kaedeさん» コメントありがとうございます!隙あらば夢主ちゃんに構ってアピールする士道くんです() (2023年1月20日 19時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - あは。もうありがとうございます。士道くん最高すぎて逝きそう (2023年1月19日 21時) (レス) @page42 id: 426304659c (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうございます!面白いと言ってもらえて嬉しいです…!更新頑張ります (2023年1月19日 21時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - 朝花さん» ご心配ありがとうございます。これからもこの小説を読んでくださると嬉しいです。よろしくお願いします (2023年1月19日 21時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 朝花さん» 分かりました!なんかすみません🙇 (2023年1月19日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺子 | 作成日時:2022年12月25日 20時