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60話 1人 ページ12

「それではラスト7thクリアチーム、入場して下さい」



扉が開いて、最後のチームメンバーが入ってくる。そしてあと1人。潔くんや千切くんは緊張した面持ちで最後の1人が出てくるのを見ていた。



最後のメンバーは、










おしまい(ザッツ・オール)







___士道くんだった。…國神くんの姿はそこにはない。



「…國…神…」


「三次選考進出者は以上です」





「おい玲王…何で一緒じゃないんだ…?なぁ、」

「…」



「アイツはこんなところで…終わるハズないだろ…!」






彼の問いかけに玲王くんは答えない。その代わり返事をしたのは士道くんだった。





「終わったよ。俺が綺麗に地獄へ送ってあげました」

「⁉︎」




「あの無垢で真面目なクソヒーローは、俺の人生にとっちゃレベル上げにもならないスライムだったよ」









その発言に耐えられなかったのかギッと士道くんを睨んだ。


「フザけんな‼︎お前が國神の何を…!」




「だからどーでもいいんだって…」






「お前の物語とかさ!」

「⁉︎」

『(右、)』








反射的に潔くんの腕を掴んで勢いよく引っ張る。次の瞬間には士道くんの右足による蹴りが頭を掠めた。







「A…⁉︎」

『あっぶな…!』


「あん?Aちゃん?」




「なんだコイツ…ムカつく」


「マジそれな、やるなら全然やるけど」




『蜂楽くんダメだって!士道くんもすぐカッカしないでってば』










間に入る。まさに一触即発。蜂楽くんや千切くんが落ち着いても問題は士道くんの方だ。最悪こっちが殴られる覚悟で止めないと…





「はいはいそこまでにしろ才能の原石共。これ以上の暴力は強制退場にするぞ。あといい加減にしないとAちゃんの胃に穴が開く」





タイミングよく画面に絵心さんが映し出される。彼の姿を見てホッとする。見られている限り、殴り殴られというのとはないだろう。











「落ちた人間の心配するヒマは今のお前らにはない。ホントはこのまま5人まで絞るつもりだったんだが…予定が変わった」








事前に聞かされていた話を思い出す。彼曰くサッカー界のお偉いさんが一刻も早くここを潰したいらしく、絵心さんが直々に挑戦を申し込んでいた。その内容は、








「今から3週間後、U- 20日本代表vs.青い監獄選抜、特別壮行試合がある」







「この試合に勝てば俺たちはU- 20日本代表を強奪できる」

61話 U-20→←59話 7チーム



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苺子(プロフ) - kaedeさん» コメントありがとうございます!隙あらば夢主ちゃんに構ってアピールする士道くんです() (2023年1月20日 19時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - あは。もうありがとうございます。士道くん最高すぎて逝きそう (2023年1月19日 21時) (レス) @page42 id: 426304659c (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうございます!面白いと言ってもらえて嬉しいです…!更新頑張ります (2023年1月19日 21時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - 朝花さん» ご心配ありがとうございます。これからもこの小説を読んでくださると嬉しいです。よろしくお願いします (2023年1月19日 21時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 朝花さん» 分かりました!なんかすみません🙇 (2023年1月19日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:苺子 | 作成日時:2022年12月25日 20時

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