検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:15,528 hit

5 ページ5




結局断りきれずにお昼ご飯を一緒に食べることになってしまった。
私としては凄く嬉しいんだけど、伏見さんは知らない女がいきなり来て大丈夫なのだろうか。


「どんな服着ていこう……」

家に帰るや否や、クローゼットの中を漁って、女の子らしい可愛い服を探す。
ドレッサーの中の普段使っていなかったアクセサリーも引っ張り出した。
メイクの雰囲気も可愛らしい感じにしたいからコスメも少し買い足そうかな。



まだ約束の日まで数日あるし、あんまり焦らずに考えよう。








今日はバイトがオフなので、ショッピングモールに来た。
伏見さんと会う時のために色々準備しなくちゃいけないし。

「コスメと靴買って…どうせなら晩御飯の食材も買っちゃおう!」


コスメショップと靴屋さんを回ってから、併設されているスーパーで食品を探す。

「そういえば塩がもう少なかったっけ…」

調味料のコーナーで手を伸ばして塩を取ろうとする。

「くっ…」

身長が足りない…!何故!
軽くジャンプしてみてもダメだった。

「はい、どうぞ。」

「え…?」

後から大きな手が伸びてきて、私が取ろうとしていた塩をいとも簡単に取ってくれた。

差し出してくれた人の腕を辿って視線を顔に向けると、爽やかスマイルを浮かべた伏見さんが立っていて。


「へっ!?」

完全に油断していた私の口からは、間抜けな声が出る。
こんなに準備してたのに、どうしてよりによって今日会っちゃうんだろう。


伏見さんは、一瞬不思議そうな顔をしたけど、すぐに元の笑顔に戻って、塩を差し出してくれる、


私はありがとうございます、と言って塩を受け取り、そそくさとその場を去った。
顔の熱を覚ますために、手で顔に風を送る。


「かっこよかった…」


さらに伏見さんとのお昼ご飯が楽しみになった。

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
設定タグ:A3! , 伏見臣 , 皆木綴
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちょこしゅー。(プロフ) - ベルさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんちょっとあざといかな?と思っていたのでそう言って頂けて嬉しいです…!写真撮り合うところは私もニヤニヤしながら書きました(?) (2019年12月26日 13時) (レス) id: 4110ba5437 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。めっちゃくちゃ素敵です!夢主ちゃん可愛くてタイプですし、臣くんもかっこよすぎて…写真撮り合う2人が素敵すぎてニヤニヤしちゃいました。これからも楽しみにしてます。更新頑張ってください! (2019年12月22日 18時) (レス) id: bc2ab253dd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこしゅー。(プロフ) - カナメさん» コメントありがとうございます!お返事遅れてすみません…!そう言って頂けて本当に嬉しいです!本当に更新不定期で、話も迷走中なのですが、これからも読んで頂けたら嬉しいです…! (2019年12月22日 10時) (レス) id: 4110ba5437 (このIDを非表示/違反報告)
カナメ(プロフ) - お、臣くん……すっごい好きです!大好きです!更新楽しみにいつまでも待ってますスっ!頑張って下さい!!応援してます! (2019年11月11日 17時) (レス) id: 0e1b460f55 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこしゅー。(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます…!なかなか更新できていませんが、これからも読んでいただけると嬉しいです…! (2018年11月4日 14時) (レス) id: a8d5a25739 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちょこ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。