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葉山side
スタッフステーションに戻り、カンファレンスの時間までやる事を終わらせる。
雪村さんがフライトスーツを着ていた。
もしかして、今日からなのかな。
「おはようございます」
「おはよ！雪村さん！似合ってるよ！」
「あぁ、ありがと」
雪村さん、相変わらず横峯先生に冷たいなぁって。
『雪村さん、今日から？』
「あ〜…うん、まぁ正確に言うと冴島さんがヘリを降りるから私になったの」
『そうなんだ、今日のヘリ担は？』
「橘先生と名取先生。はぁ、」
雪村さんは舌打ちをした。
怖いねぇ、
「？なんかあったの？」
「心配なんですけど」
『大丈夫だと思うよ、橘先生は何回も経験積んでるし、名取先生も判断は正しいから』
「まぁ、葉山先生がそう言うなら、安心しておく。
だけど私、葉山先生とが良かった」
『まぁ冴島さんが復帰するまで時間はたっぷりある訳だし、一緒になれるよ』
「カンファレンス始めるぞ」
そういわれ、スタッフステーションに集まる。
「冴島から言いたいことがある。」
「子供や現場のことも考えて、ヘリは降りることに決めました。内勤だけになりますけど、産休に入るまで働きますので、どうぞよろしくお願いします」
「悪いね、気、使わせちゃって」
「藤川先生、喜びすぎてるね」
『うん、笑』
次は雪村さんが。
「冴島さんの穴は大きいと思いますが、それを感じさせないように頑張ります。」
「雪村さん、張り切りすぎて大きく出てるね」
『雪村さんらしいよ』
その時、ホットラインがなった。
「ドクターヘリ要請です。河川敷でバーベキュー中にカセットコンロが爆発。30代男性と8歳の子供がケガをしてるとの事です。」
「ヘリ、OKです」
「出動します」
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作者名：し る う ぁ | 作成日時：2022年7月27日 23時
