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3-4 ページ30
渡り廊下で、4人のフェローが手持無沙汰にしている。
「24時間か…」
「つーか、そんなに死にたきゃ1人で死ねよ。そこまで大事か、研究とか」
「名取先生は平気?もし、もう医者はやれませんよって言われても」
横峯に尋ねられ、名取はしばらく考える。
「…俺、本気で医者になりたいって思ったことないから」
「そうなんだ。灰谷先生は?」
「……俺、結構今大事な話、したんだけど」
「え、そうだった?」
そのやり取りを見てジ、サツの事で葉山は自分の切った腕を見つめ、その場を離れた。
葉山が辿り着いた先はトイレだ。
トイレの個室に入り、いつでも切れるようにと所持していたカッターを取り出し、左腕を何回も繰り返し切っていった。
床は血だらけになり、スクラブが少し血まみれに。
葉山は過去の自分がフラッシュバックしていた。
泣きながら、葉山は崩れてしゃがんでいく。
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作者名:し る う ぁ | 作成日時:2022年7月27日 23時