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「おぉ、おはよ」
そう言われ声をかけると名取先生の姿が。
『おはよ、』
そう返した。だが、謎の沈黙が続く。
その沈黙を名取先生が破る。
「昨日の七夕祭りの事故、やばかったな」
『そうだね、重傷者があまりにも多すぎた。初フライトであれはきついな』
「でもそれ以上に凄い大事故を白石先生達はやってきたんだよね？そうなるとこれからどうなるんだろうな」
といい彼はスマホを触る。
いつでもスマホ。大好きかよ。
『ねぇ』
「ん？」
『もうちょっと周り見たら？』
「え？…おぉ、」
危うく歩いてる人にぶつかるところだった。
ロッカーで着替えをしようと来たら横峯先生がいた。
「葉山先生！おはよ！」
『おはよう、今日は遅刻してないんだね』
「まぁね？昨日ちょっと遅れすぎちゃったし」
『医者が遅刻なんてしてたら患者はあっという間に死ぬよ』
「え？」
『なんでもない、いこ』
そう言って更衣室を出た。
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「ねぇねぇ雪村さん！」
「なに、そんなハイテンションで」
「指導医！！私達を指導してくれるシニアドクターの先生達が決まったの！指導医いてくれて本当に嬉しい！」
「現実はそんな甘くないよ、厳しいからね」
横峯先生と雪村さんが言い争う。
「えー誰になるんだろうな」
と名取先生が。
「ちゃんと出来るかな…、、」
オドオドしている灰谷先生。
そんな情報量の多いフェローの所に近づいた。
『え、どうしたの』
「指導医が決まってうきうきしてるみたいです。
特に横峯先生が」
雪村さんに説明されている時、私のPHSがなった。
『…ごめん、
今向かいます、
白石先生に呼び出されたから行くね。』
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白石先生に呼び出されて行くと、静かな医局だった。
「ごめん、いきなり」
『大丈夫です、』
フライトで白石先生と2人きりになる以外の白石先生が呼び出す目的はもうわかっている。
「あのさ…、すっごく言いにくいんだけど、
『腕の事ですよね』
うん、」
『で、切るのをやめて欲しいんですよね？』
「ストレートに言うとね。過去に何があったのかは分からないけど、とりあえずやめた方がいいと思う。」
『なんでですか？』
「なんでって…、」
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作者名：し る う ぁ | 作成日時：2022年7月27日 23時
