【JO1】chocolate ×Syoya× (ページ18)

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碧「じゃあまた明日な」

「うん、ありがとね」

翔「また明日ー」

碧海を見送ってパタンと閉まるドア。

「で、木全くんは何か話したいことでもあった？」

翔「あっこれ」

「え？いいの？」

翔「休んでた分ね」

「助かる！」

ノートを見せてあげると急いで写しながら
所々どんな話だったの？とか聞かれるから
自然と隣に行って教えるときがあって

翔「これはね…」

完全にノートに集中してて
トンって肩がぶつかって

翔「ごめん！(笑)」

「大丈夫大丈夫(笑)
なんか前にもあったよね」

翔「あー頭ね(笑)あれも近かった」

「何か木全くんは近くてもあんまり気にならないかも」

翔「そうなの？」

「うん(笑)」

思い切って…言ってみようかな。

翔「あのさ…」

「うん？」

翔「俺のことも名前で呼んでほしいなぁって(笑)
ほら、碧海は呼び捨てだし」

「翔也？」

翔「え、あっうん？！え、呼び捨て？！」

「あっいやだった？(笑)
碧海は呼び捨てって言うから(笑)」

翔「いや、嫌じゃない！」

「じゃあ私もちゃん付けじゃなくていいよ(笑)
元々、そんなキャラでもないしね」

そう言ってまたノート写しに入るAちゃん。

翔「A」

「ん？」

翔「うわー、めっちゃ緊張する！」

「何でよ(笑)」

翔「慣れるまで待って！(笑)」

「とか言いつつ、すぐだよ(笑)」

自分から言ったのに、それをサラッと上回るAちゃん…

「あっそうだ」

いきなり立ち上がって持ってきたもの。

「ちょっと休憩しない？」

はいって渡されたチョコレートの包み。

俺が1番最初にあげたやつ。

翔「いいの？」

「勿論(笑)
この前はこれ食べた時、隣に座ってちゃんと話した日。
今日はお互い呼び捨てにして
もっと仲良くなろう！の日(笑)」

翔「あはは(笑)」

「変だった？(笑)」

翔「変だけど…なんか良いね」

「うん」

2人で笑いながら口に入れれば
甘いチョコレートの味は更に甘く感じた。