【JO1】chocolate ×Syoya× (ページ2)

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講義中は真剣に聞いてる彼の横顔。

とても綺麗だなって思って見ていたら

翔「見過ぎ(笑)」

「あっごめん(笑)」

翔「恥ずかしいでしょ(笑)」

軽く頭を掻きながら肘をついて
口元を隠しちゃった。

その後も講義をこなしていくけど
木全くんとはずっと一緒だった。

どの講義も彼は隣に座った。
特に話すことがあったわけじゃないんだけど。

碧「Aー、翔也ー、学食行く？」

翔「行く！Aちゃんは？」

「あ、私はこれで終わりだから今日は行かない」

碧「あ。そうやった。忘れててごめん(笑)」

翔「そうなんだ、じゃあまたね」

「チョコレート、ありがとう！」

翔「気に入ってもらえて良かった」

2人と分かれて私は帰る。

木全くんからもらったチョコレートを
口に入れてまた食べたいから
スマホで検索しながら歩いていたら前を見てなくて

「あっごめんなさい！」

人にぶつかってしまった。

純「大丈夫ですか？」

「私は全然…」

純「あの、チョコレートが…」

「あっ…」

片手に持ってたチョコレートが地面に
落ちていた…

「大丈夫です、私が悪いので…
むしろ参考書、すみません」

純「いやいや、俺のは全然平気やから！
お詫びしますよ！」

「え、そんな！いいです！」

純「俺が嫌なんで…あっ、時間！
えっと…連絡先教えて…あ、でも
知らない人には嫌やんな。じゃあ！」

そう言ってメモに電話番号をかいたのを渡されて
　

純「ごめん！ここに電話して？
通話料かかるかもしれんからワン切りでええから！
そしたら折り返すんで！」

「ちょっと！」

それだけ言い残して彼は去ったけど
途中で曲がった彼は

「同じ大学…」

何年生かもわからないし誰かもわからない。

でも手元には彼が書いた電話番号だけ残されていた。

「せっかくもらったのに…」

自分の不注意で食べれなくなってしまった
チョコレート…

「木全くんに悪いことしちゃったなぁ…」

チョコレートを拾って歩き出そうとしたら
学生証が落ちていた。

「…かわの？って読むのなか…」

とりあえず顔写真はさっきの人だし
困るだろうと思って
知り合いかわからないけど碧海に電話をかけてみる。

まだ、学食だと思うし。