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裕翔 side
部活が終わって丁度着替え終えた頃だった。
次の電車の時間を確認していたら知らない番号から電話がかかってきて。
裕翔「…もしもし？」
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《…中島くん？》
裕翔「そう、ですけど？」
電話に出ればいきなり中島くん？なんて。
名乗りもしないから不審だったけどこの独特な声はひとりしかいない。
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裕翔「電話なんて…伊樹先輩が珍しいですね。どうかしたんですか？」
そりゃどうかしなきゃかけてこないよな。
暇だから、なんて理由で俺に話しかけるような人じゃない。
専らこの人は怖いくらいあの山田先輩にしか目がないんだから。
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伊樹《…今すぐ来て。》
いつもの強気な発言も態度も感じられない声に、少し不安を抱かせる。
けど、生憎俺も部活をやって疲れてるし、どうせくだらないことで呼び出されるんだろうから行く気になんてならなかった。
そもそも俺はもう伊樹先輩の指図には従わないと言ったはずなんだけど。
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裕翔「…どうしてもですか？それ今日じゃなきゃ…」
ダメなんですか？
なんて伊樹先輩には愚問か。
伊樹《…なるべく早くね。》
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住所を述べた先輩はすぐさま会話を終了した。
数駅先の家と真反対の方向だと気付いて更に足取りは重くなったが、自転車で走って行くことにした。
伊樹先輩に教えられた住所を頼りに、来たことないスーパーにたどり着いた。
来て、とか言っといて一体どこにいるんだよ…
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自転車を止めて入り口を探していると、目についた。
裕翔「…A…？」
横たわるAに一目散に駆け寄って体を揺すったけど反応してくれない。
血の気が引いて冷や汗が止まらなかった。
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…伊樹先輩が知ってたのはなんでだろう。
命に別状はなかったにしても、あんな状態で置き去りにするなんてどうなんだよ…？
なんでわざわざ俺に電話なんてかけてまで。
サイレンが耳を通り抜けた。
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裕翔「Aさあ…本当はあの日、何があったの？」
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めがねっこ(プロフ) - 次から次へと…主人公ちゃんの入院中のことも気になりますが何より伊樹先輩が涼介くんに何を言ったのかも気になる…お見舞いに来なかったのもなにか関係あるのかなあなんて１人でもやもやしてます(笑)あと裕翔くんも何か言いかけた…気になりすぎます！！ (2017年11月3日 1時) (
レス) id: f984b0844c (このIDを非表示/違反報告)
すけさん。(プロフ) - 気になる気になる。入院している間に何が起こってたの？！！模試頑張ってください！^ ^ (2017年11月3日 0時) (レス) id: 030895ae91 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 輝莉花さん» コメントありがとうございます！ 頑張ります！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきえさん» ありがとうございます！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
輝莉花(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！無理せずつ頑張ってなください！ (2017年11月1日 17時) (レス) id: efaf790b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2017年9月2日 9時
