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A「…どう？」
「…下がってる！退院できるよ。」
朝イチで来た看護師さんにそう言われ、制服に着替えた。
本当は今日はもう休もうかと思ったけど、これ以上授業を受けないのはさすがにやばい気がするから行くことにした。
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退院手続きに時間がかかって、学校に着いたのは2限の終わり頃。
職員室に寄って遅刻者の欄に名前を記入していたらチャイムが鳴った。
廊下には授業終わりの生徒がたくさんいた。
遅刻なんて初めてしたからちょっと落ち着かない。
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「…あの子じゃん。」
「えー意味わかんなーい。なんであの子？」
「ほら。…木下A。」
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A「…え？」
名前が呼ばれた気がして振り返ったけど、誰も私なんて見ていない。
…でも気のせいじゃない。
確かに誰かが私の名前を呼んだ。
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でもこの階は2年生の階だし3年生ならまだしもここに知り合いなんている覚えもない。
どこか不思議に思いながらも自分の教室へ向かって入れば、友達が心配して寄って来てくれた。
「A〜！もう風邪大丈夫なの？」
A「うん、もう完全復帰！」
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当然のことながら授業は進んでしまってるし何が何だかさっぱりだし。
そんな日に限って出席番号順で当てられたりして災難だ。
A「…久々の学校に疲れた…」
カレン「最後に英語は頭使うもんね。」
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そんな話をして移動教室で教室へ戻る途中にふと気づいた。
A「…あ、ごめん。筆箱置いて来ちゃったから取ってくる。」
カレン「着いて行こうか？」
A「ううん！先戻ってて！」
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折角降りた階段をまた駆け上がってまだ施錠されていない教室へ入った。
A「あったー！」
机の上にポツン、と置かれたままの筆箱を手にして教室を出た。
階段を降りる刹那。
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「…身の程知れよ。」
どこからか聞こえた声に振り返るには遅すぎた。
A「…え、」
トン…、と背中が押されたのは私の勘違いかな。
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めがねっこ(プロフ) - 次から次へと…主人公ちゃんの入院中のことも気になりますが何より伊樹先輩が涼介くんに何を言ったのかも気になる…お見舞いに来なかったのもなにか関係あるのかなあなんて１人でもやもやしてます(笑)あと裕翔くんも何か言いかけた…気になりすぎます！！ (2017年11月3日 1時) (
レス) id: f984b0844c (このIDを非表示/違反報告)
すけさん。(プロフ) - 気になる気になる。入院している間に何が起こってたの？！！模試頑張ってください！^ ^ (2017年11月3日 0時) (レス) id: 030895ae91 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 輝莉花さん» コメントありがとうございます！ 頑張ります！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきえさん» ありがとうございます！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
輝莉花(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！無理せずつ頑張ってなください！ (2017年11月1日 17時) (レス) id: efaf790b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2017年9月2日 9時
