233 ページ33
トントン拍子で話は進んでいき、駅に着いた。
私がはあ？！ってなってる時にもうすでに連絡し終えてたらしく。
駅に着くなり、ママは速攻病院へ走ってったけど。
ほとんに涼介が来てるの？
・
・
・
・
目の前を人が颯爽と横切る。
こんなに人が多くちゃ私なんて見つかんないんじゃ…
電話をかけようかとスマホを取り出そうとしたら見慣れた靴が視界に入った。
涼介「…大荷物だな。」
・
・
・
・
A「…あ、…うん。」
手ぶらで来たのか、荷物が奪われて私の手が軽くなった。
A「あ、いいよ。それ重たいから…、」
おばあちゃんがやけにジュースをたくさんくれたおかげでいちばん重たくて手ちぎれるかと思ったやつ。
・
・
・
・
涼介「は？だから持ってやってんじゃん。」
A「…そっか。」
そういうものか。
…でもそんなにたくさん持ってくれなくていいのに。
・
・
・
・
せめて片手くらい空けといてくれても…
丁度今知り合いなんていないし、手くらい…
涼介「やだよ。」
A「まだ言ってない！」
・
・
・
・
まあ嫌だと言うだろうなとは思ってたしわかってたけど、そんなにはっきり言われると傷つくじゃん。
…大切にしてやるんだよ、ってやっぱり私は大切にしてほしいよ。
A「久々の家だー！」
涼介「1日いなかっただけだろ。」
・
・
・
・
やっと着いた自分の家にはやっぱり安心する。
荷物を投げ捨ててベッドにダイブした。
涼介「これ冷蔵庫に…っておい、寝てんじゃねえよ。」
A「んえ、？」
・
・
・
・
重い身体をむく、と起こして。
涼介「お前これ冷蔵庫入れろよ！」
A「うんー…」
そんなに言うなら涼介がやってくれればいいのにねえ。
・
・
・
・
涼介「じゃあ俺風呂入るから。」
A「えっ！先越された…」
とりあえず洗濯物出さなきゃなあ。
あと、涼介のあとにお風呂入って…
・
・
・
・
A「あ、忘れてた。」
もう少しで切れそうなスマホを充電しようと充電器をプラグに刺そうとしたら、電話がかかってきた。
A「えっ…？」
・
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1726人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めがねっこ(プロフ) - 次から次へと…主人公ちゃんの入院中のことも気になりますが何より伊樹先輩が涼介くんに何を言ったのかも気になる…お見舞いに来なかったのもなにか関係あるのかなあなんて１人でもやもやしてます(笑)あと裕翔くんも何か言いかけた…気になりすぎます！！ (2017年11月3日 1時) (
レス) id: f984b0844c (このIDを非表示/違反報告)
すけさん。(プロフ) - 気になる気になる。入院している間に何が起こってたの？！！模試頑張ってください！^ ^ (2017年11月3日 0時) (レス) id: 030895ae91 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 輝莉花さん» コメントありがとうございます！ 頑張ります！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきえさん» ありがとうございます！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
輝莉花(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！無理せずつ頑張ってなください！ (2017年11月1日 17時) (レス) id: efaf790b25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2017年9月2日 9時
