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人には理屈じゃないとか言うくせに屁理屈は並べるんだから。
たしかに教えてやるなんて言ってないかもしれないけど!
普通手伝うって教えると同じ意味に捉えるじゃん?!
もうこうなったら涼介が張ったヤマ感のとこだけやって酷い点数取って文句ぶちまけてやろうかな。
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お洒落なカフェでよく見るカップルが勉強してたり…
まあぶっちゃけそんなとこで勉強しないでよ、とか思ってたりするけどさ。
そーゆーのを、…涼介じゃ程遠いことはわかってるけど、してみたいわけで。
なにこれ。付き合ってる感じが微塵もない!!!
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そりゃ付き合ってるなんて人に言える立場じゃないけど。
だって学校に行けば伊樹先輩がいつでも隣にいるし、側から見たら私より伊樹先輩の方が合ってるのはわかってる。
“本当に思ってるの?”
いくら私が涼介を信じても、真実はわからないし、不安が募るのは計り知れない。
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“他はいらないの。”
そんなの…
“涼介だけでいい。”
私だって…
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涼介「早速詰まってんのかよ。」
ノートを覗き込んだ涼介が真っ白さに呆れて笑った。
A「ちがっ、ちょっと考え事してただけで…」
涼介「赤点がかかってるって言うのに随分と余裕なんだな。」
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そっちこそ…なに気楽なこと言ってんの。
A「余裕なんてあるわけないじゃん。」
涼介「…は?」
A「え…?…あ、ごめん、なんでもない。」
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しまった。…なに言ってんの。
あ?なんだそれ。って怒られる…!
涼介「お前やっぱなんかあったんだろ。」
A「え…?」
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怒られる気満々だったから予想外の返答に拍子抜けした。
A「なんかって?…ないよ、別に。」
涼介「なんで嘘つくんだよ。」
A「だから、ないってばっ…!」
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…近い、近い近い!!!
無意識なのか知らないけど、迫り来る涼介に手からシャーペンが滑り落ちる。
涼介「…あの時、伊樹となに話した?」
…私も傷ついていたら、…涼介は私を選んでくれるんだろうか。
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めがねっこ(プロフ) - 次から次へと…主人公ちゃんの入院中のことも気になりますが何より伊樹先輩が涼介くんに何を言ったのかも気になる…お見舞いに来なかったのもなにか関係あるのかなあなんて1人でもやもやしてます(笑)あと裕翔くんも何か言いかけた…気になりすぎます!! (2017年11月3日 1時) (レス) id: f984b0844c (このIDを非表示/違反報告)
すけさん。(プロフ) - 気になる気になる。入院している間に何が起こってたの?!!模試頑張ってください!^ ^ (2017年11月3日 0時) (レス) id: 030895ae91 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 輝莉花さん» コメントありがとうございます! 頑張ります! (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ゆきえさん» ありがとうございます! (2017年11月2日 17時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
輝莉花(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!無理せずつ頑張ってなください! (2017年11月1日 17時) (レス) id: efaf790b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2017年9月2日 9時