守りたいが故に狂犬。2【今日から俺は!!】

【恋の強敵！編】8 ページ8

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こんなに腹が立ったのは初めてだった。





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数日前、あの柚子という女が
また放課後に会いにきたため、冷たく無視した。


その次の日。


三橋が俺を探していた、とかなり怒った様子で俺のもとへやってきた。




内容は、Aが男に襲われて

顔を何発か殴られたらしい。


危機一髪で、三橋が助けに入り

その男たちをボコボコにしたというが


その話を聞いた途端に

頭にカッと血がのぼる。




Aが殴られた。

その事実だけが、強く怒りを沸き起こさせる。




三橋「俺がボコボコにしたところで

あんたの苛立ちはおさまんねぇだろ？

だからその男たちの居場所も吐かせた。」




三橋も、Aをそんな目にあわせた奴らが本気で憎くてたまらないらしい。


もう一度、俺に復讐させるために
奴らの居場所を教えてくれた。





そして、突き止めた男たちは
殴られながら
半泣きで謝ってきた。


謝るべき相手は俺じゃない。Aだ。




相良「何が目的でAに手を出した？」



血まみれの男に問うと

震える声で信じられない言葉を吐きやがった







"柚子に、頼まれた"







何かしら感じていた

違和感とやらをこの時、確信した。






女を殴るなんてことはしたくないが

そうもいってられない。





あの女……………ぜってぇ許さねぇ。









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しかし、あの女の名前しか知らないのが仇となった。


今から探すのには時間がかかる。



それに…………今は、Aが心配でたまらなかった。




会いに行こう………………





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