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【紅野の襲撃編】11 ページ30

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紅野「待ってたよ!外寒くなかった?入って入って」



お出迎え。



今ここで、ビンタをしてやりたい思いでいっぱいだったけど………そんなことをすれば煽っているようなものだ。


我慢。
拳をぎゅっと握りしめる。



中に入ると
ユタカさん以外はくつろいでいた。




ゴロー「さっきぶりだね元気してた?」


『………』


ゴロー「無視!?」



紅野「お前のこと嫌いだってよ。ねぇ?Aちゃん。」



肩にまわる手。私はそれを振り払う。




紅野「ちぇっ、つまんないのー

ユタカちゃんも三橋伊藤のところへ行っちゃったし。」



ユタカさんがいないのは、そういう理由だったのか。


一人で行ったことを後悔するだろうな、ユタカさん。


あの二人は強いんだから……………




紅野「座って?」



ポンポン、と自分の隣を叩く紅野さんは

可愛らしい顔で最大限の愛嬌を振り撒く。




『嫌だって言ったら?』



紅野「無理やりここに座らせる」



そう言って、紅野さんは
自分のあぐらをかいている足をポンポンと叩いた。


絶対嫌。


大人しく言うことを聞いて
隣に正座した。




紅野「三橋伊藤の情報はつかんだし〜明日あたりに襲撃して、東京に帰ろうと思うんだ」


話始めた紅野さんの声だけ聞きながら

ボーッと床を見つめる。

目もあわせたくない気持ちの表れだった。


紅野「じゃあなんで私を呼んだの!?って顔してるね」


『わかってるなら、理由を教えて下さい…………』


紅野「理由は簡単だよ。
俺が、Aちゃんのこと、欲しくなったから。ね?単純なことでしょ」



ヘラヘラと笑う紅野さんを一瞬、睨み付けると

紅野さんは笑うのをピタリと止めて
すぅっと冷酷な表情に切り替わる。



紅野「愛しの王子様、相良くんをやっちゃってもいいのかなぁ?」


『相良くんがあなた達に負ける訳がない。』



紅野「じゃあなんで来たんだよ」




…………相良くんを信じていない訳じゃない。


だけど、
いくら相良くんでも
卑怯な奴らに卑劣な攻撃で、不利な戦いをしかけられたら………


そして、この人たちは
まるで心がない残酷な手口をつかうのだから…………



『………あなたなんか大嫌いよ』



答えにならない答えを返すと

紅野さんは面白そうに笑みを浮かべて

私の頬を、片手でぐっと掴んだ。



例えが悪いけれど…
タコみたいな口になるように、両頬をぐっと掴まれる。



紅野「うるさい口はふさがなきゃね?」






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もち - この作品しゅき…いつも癒しをありがとうございます! (2018年11月25日 17時) (レス) id: a39dedaf45 (このIDを非表示/違反報告)
線。(プロフ) - ゆっちゃんさん» こちらこそリクエストありがとうございました(^^)喜んでいただけて本当に嬉しいです!!期末テスト頑張ってください!!ゆっちゃんさんが頑張れるように私も更新頑張ります!これからもよろしくお願いいたします!! (2018年11月24日 9時) (レス) id: fed7386e47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - リクエストの文化祭編作って頂きありがとうございます!ニヤケが止まりませんでした!水曜日、期末のテストなんで線。さんの小説を見ながら勉強頑張ります! (2018年11月24日 7時) (レス) id: 833c1dc268 (このIDを非表示/違反報告)
線。(プロフ) - あのさん» お久しぶりです!突然、すみません……!リクエストいただいていたクリスマスのお話を書き上げることができました!しかし、小説を作るにあたっての都合によりクリスマスシーズンでの公開を予定しています!申し訳ないです。。遅くなりますがお待ち頂けると幸いです!! (2018年11月24日 3時) (レス) id: fed7386e47 (このIDを非表示/違反報告)
線。(プロフ) - なーなーさん» ありがとうございます!!リクエストに沿っているのでシリアス展開が意外と多いかもしれません!書くのがとても楽しいです。これからもよろしくお願いいたします(^^) (2018年11月24日 1時) (レス) id: fed7386e47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:線。 x他1人 | 作成日時:2018年11月17日 20時

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