守りたいが故に狂犬。2【今日から俺は!!】

【紅野の襲撃編】8 ページ27

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それから偶然
京子ちゃんと明美ちゃんと出会って


すっかり京子ちゃんと遊ぶ約束を忘れていたことを謝った。


京子ちゃんはそれなら以前にガンくれてきた奴らと暴れにいくとかなんとか言っていた。かっこいい。



三橋くんは京子ちゃんや明美ちゃん、そして公園で合流した理子ちゃんにも

出来事を黙って隠そうとしていたから
私も彼女達を巻き込みたくないし、それに合わせた。





伊藤くんと三人になってから
はじまったミーティング。




事情を説明すれば
伊藤くんも遭遇した事件について話してくれた。



どうやら、今井さんもやられたらしい。

私が彼らから逃げ出した直後の話だ。




伊藤「とりあえず、Aちゃんを安全なところに………家か？」


三橋「本当は家より安全な場所あるけどな」


伊藤「どこだよ」


三橋「わかんねぇの？狂犬さんの隣だよ。そこに連れていけば、Aちゃんには傷ひとつつかないだろうよ」


伊藤「それもそうだな。」



そんな流れで
ここにずっといるわけにもいかないし
私達三人で、相良くんを探す旅にでた。



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そして、道端で目にしてしまった悲劇。





『酷い…………酷すぎる……………』


伊藤「おい、救急車呼ぶか？」


三橋「あぁ、そうですね。ちょっと呼んでもらってもいいですか？って答えるかボケッ！！！！」


伊藤「じゃあどうすんだよ！」



開久の生徒だと思われる彼は
歯を丁寧に抜かれて、並べられた上に
頭から血を流して倒れていた。



後ろの壁には



邪魔するな。俺達の目的は三橋・伊藤・Aだ。




そう書かれていた。

いやいきなり呼び捨てかい。

って、そんなこと言ってる場合じゃない！！



本当に最悪な人達。
こんな酷いこと、普通できない。やっぱおかしいって……………




三橋「こんなとこ開久に見つかったら…………「……おい！！」




突然、後ろから大きな声。

びくっと驚くも

その声にはかなり聞き覚えがあった。




もう、声を聞いただけで
安心で涙がでそうになる。





『相良くんっ！！！！』





やっぱり、相良くんだった。




後ろにいたのは
智司くんに相良くん。

そして開久の生徒さんたち大勢だった。





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