Jellyfish【平野紫耀】 (ページ6)

今日:24 hit、昨日:4 hit、合計:36,600 hit

6 ページ6

紫耀の家の目の前に着いた時、すでに紫耀はドアの前にいて私たちを待っていた。

紫耀「おっせーよ笑
まーた、Aの寝坊か？笑」

そう言われながら頭をわしゃわしゃされる。

(あ、ダメだ私。)

(全然、いつも通りの私じゃない。)

紫耀のことが好きだと気づいた瞬間、紫耀の前で普通でいられなくなった。

そんな私を見た廉が、何かを察したかのように

廉「そうなんよ！こいつほんまにおっそい！」

そう、私をカバーしてくれたかのように思えた。

A「ちょっと！寝坊なんかしてないよ！」

そう、廉に反論する私を見て紫耀も笑ってくれて少し嬉しくなった。

学校について、1限目が始まった。

私の席は1番後ろの窓側の席。

そこから校庭が見えた。

紫耀の学年は、1限目が体育だったらしく紫耀が校庭がいる。

それだけで私の心は高鳴って、嬉しくなった。

(ここで紫耀が、私に気づいてくれたら付き合える！)

そんなくだらない賭けを、自分の心の中でする。

きっと、ラブストーリならここで紫耀は振り向くんだろう。

しかし、そんな都合のいいことは私のいる世界では起こるはずもなかった。