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A「気持ちいい？」
そう聞くと、眉間に皺を寄せて
コクリと頷く。
A「可愛いね」
そう言うと、廉は、一旦動きを止めてゆっくりと動きながら
廉「余裕やん」
と笑いながら言った。
余裕なんかじゃなかった。
気持ちいいとか、気持ちよくないとかそんなこと考えられなかった。
紫耀を忘れたくて、廉を求めてる。
その事実に目を向けてしまうと後悔の念に苛まれそうだった。
怖かった。
だから、気付かないふりをして必死に廉に声をかけて
廉の声を聞いて紫耀を考える時間を無くそうとしてた。
廉の息が上がり始めた。
私の声もだんだん大きくなり始めて
A「待って…廉、イッちゃう」
そう言うと、
廉「あっ……」
と廉が声を出したと同時に果てた。
その後、廉はゆっくり動きながら私の中から抜いた。
廉「好き…俺、どんなAでも好きな自信あんで笑」
そう言ってくれた。
嬉しくて、嬉しくて涙が止まらなくなった。
ありがとう、の言葉をかけられないまま廉にキスをされる。
心ごと持っていかれそうだった
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作者名：chocolate | 作成日時：2020年7月1日 1時
