Jellyfish【平野紫耀】 (ページ20)

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収録から3日後、紫耀から連絡が来ない。

私からも連絡はしてないので何も言えない。

お互いに忙しかったせいもあって、毎日は連絡できなかった。

帰ってきたらそのままなだれ込むようにベッドで寝てしまう

そんなことも日常茶飯事で、毎日連絡が取れていないことを気にかける余裕なんて私たちにはなかった。

そこから、だんだん、紫耀と私との間に隙間ができてきて

そして、紫耀はダンススクールをいつの間にかやめていた。

この時ばかりは、なんの相談もなしに唯一の繋がりとして通っていたダンススクールをやめてしまう紫耀に少し寂しさを覚え、腹も立った。

その気持ちの反動を利用して、思い切って久しぶりに紫耀に連絡してみることにした。

A紫耀、久しぶり。元気してる?

紫耀うん、どした?

Aいや、特に用はないんだけどさ、全然話せてないなって思って。

紫耀ごめん、A。俺疲れてるんだ、また今度でもいい?

Aうん、わかった。ごめんね、おやすみなさい

紫耀の前で、いい子を演じるようになった。

紫耀は既読だけをつけて、そこからは返信がなかった。

こんなにも、隙間ができるのだろうか。

こんなにも変わってしまうのだろうか。

しょうがない、疲れているんだから

そうは思っていてもやっぱり寂しくて、
こういう時こそ、そばにいて欲しかった。

こんな関係になってしまうのなら、付き合わなければよかった。

前みたいになんにも気にせず、一緒にいられた方が幸せだったな。

そう思うようになった。