SixTONESの本屋さん (ページ7)

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テストなんて要らない。：優吾ページ7

私は高校1年生。今日はもうすぐテストだからお兄ちゃんに勉強を教えて貰ってるんだけど。まぁ出来ない。前から勉強は嫌いだったけどこんなに出来なかったかな！？もうやだ！勉強なんか出来なくても可愛いお嫁さんになれば良いの！

『あ、その前に彼氏居なかった』優「いや、突然何」『あ、ごめん。心の自分と戦ってた』優「変な事言ってないで早く問題解いて」『え、やだ、お兄ちゃん冷たい』優「はぁ...」『ねぇ嘘だからそんなため息つかないで。私頑張るから！』優「うん、なら口動かさずに今すぐ手動かして」

こんな冷たい態度を取ってくるお兄ちゃんだけど誰よりも優しくて私に付き合ってくれるからツンデレなんだろうな〜。まぁ明らかにツンの方が多いけど。

『もうやだ...。勉強嫌い』優「ほら、ここまで解いたら休憩してもいいから頑張ろ」『うん...あ、お兄ちゃんここ分かんない』優「ここはこうでしょ？だけどお前の場合これをこうしてるからこんがらがって分かんなくなんの。だから、簡単にこうすれば」『ならこうなるのか！』優「そうそう！やれば出来るじゃん。笑」『うん。ここしとくね』優「了解。俺ちょっと下行って来るね」『あいあいさ〜』

え、お兄ちゃん何しに下行ったの？帰ってくるの遅すぎでしょ。

あ、あれですか？彼女とイチャイチャお電話ですか？彼氏が居ない私に変な気を使って下で電話してるんですか？
あんな冷たくしてたら彼女に嫌われちゃうぞ？あ、私にだけか。彼女にはめちゃくちゃ甘いとか？やば。想像したら鳥肌立ってきた笑

優「A？出来た？」『あ、お兄ちゃん出来たよ〜って！！！それは私の大好きな大好きな結婚相手のココアではありませんか！！！！』優「ふはっ笑」「まぁ、勉強頑張ってるし俺が言った所より進んでるし休憩しよ」『ありがとう！お兄ちゃん！好き！』

やっぱ優しいんだよね！お兄ちゃんごめんね！彼女に嫌われちゃうぞとか言ってごめん！絶対好かれる人だった！

こんなに必死になって勉強しなきゃいけないのはしんどいからテストなんて要らない。
だけどいつも以上にお兄ちゃんが私を気にかけてくれるならテストも良いかななんて笑

お兄ちゃんが下行ってココア作ってくれてる時にほんとに彼女とイチャイチャお電話してたのはまた次の機会に。