あと3日 ページ14
翌朝。
よく眠れなかったAは、まだ静まり返る時間帯に起きてしまう。
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あの後…。
私を散々電話口で泣かせてくれたオッパは…
静かに言った…
LT「A…どうして焦るの…？」
「…焦る…？」
LT「そう…焦ってる…。ドンへが帰るまでに結論を出さなくちゃって…。」
「だって………。」
想像もしてない言葉にAは少し驚いていた。
LT「多分…ドンへも同じように焦ってるとは思うんだ…。」
見ていれば分かる…
どうやって連れ帰るか…
もし断られたら…？
次はいつ来られる…？
いつ…
そんな事ばかり考えて…
ちっとも集中出来てない…
LT「でも…焦る事なんか何もないんだよ…？」
Aには…
Aの過ごした1年がある…
その中に…
きっと…
自分の勝手で巻き込んでしまったと…
思うような人たちがいるんだろう…
その人たちを無視出来ないから…
結論が出ない事が歯がゆい…
思うような答えにたどり着けなくて焦る…
でもね…
それは…
何日…何か月…何年悩んだって…
同じ事だよ…
LT「まず…Aがどうしたいか…決めるんだ…。」
「オッパ…………。」
LT「Aがどうしたいか決まらないのに…誰も応援なんかしてくれない…。」
誰も…
Aのしたい事を…
理解なんかしてくれない…
巻き込んだ人たちをどうするかを悩むんじゃなくて…
自分の事を…
自分の為に悩むんだ…
胸を張って言える時まで…
そして答えが見つかったら…
もう悩まない事…
LT「そんなのは…あと3日じゃ…出来ないでしょ…？」
Aは目を閉じる。
イトゥクの諭すような優しい囁きをジッと耳で感じていた。
大丈夫…
焦る事ない…
LT「ドンへは待たせておけばいい。」
「え…でも…。」
LT「あいつは…もう結論に達してる…。充分悩んで、Aを取り戻すっていう答えにたどり着いてるから…。」
そう言われたら、また涙がこぼれ落ちた。
LT「傍に…いてやる事は出来ないけど…。いつでも連絡しておいで…。」
「…オッパ…。」
震える声に電話口で微笑むイトゥク。
LT「明日…横浜アリーナでライブするんだ。気分転換に来てみたら？入れるようにしてあげるよ？」
「ありがとう……。時間があったら…。」
LT「それじゃ…。」
「うん…おやすみなさい……。オッパ……。ありがとう……。」
LT「おやすみ。よく眠るんだよ…。」
そして静かに電話は切れた。
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ゆちょみん(プロフ) - みゅうみゅうさん» お読みいただきありがとうございます。手作りのガトーショコラ素敵です＾＾ 引き続きお楽しみ下さいね！！ (2017年2月14日 21時) (
レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうみゅう(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話のドンヘさんがとても好きで、今日のバレンタインにガトーショコラを焼きました^^今はとても切ない二人だけど幸せになれたら良いな。これからも楽しみにしています。 (2017年2月14日 19時) (レス) id: 55c32e169a (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - yukichiさん» いつもお読みいただきありがとうございます。迷走してませんか？大丈夫でしょうか。時間が許す限りUPしますね！ (2017年2月14日 17時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
yukichi(プロフ) - 毎日繰り返し読んでいます。ほんと胸が痛いです(´；ω；｀)物語にどっぷり引きずり込まれて１日中考えてることもあります（笑）はやくドンへの元へ帰りたいな。 (2017年2月14日 7時) (レス) id: 7799256b4d (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。覚えていてくれたんですね。本当に嬉しいです。昨日完結させましたのでこれからどんどんUPします。ただいまです！ (2017年2月13日 17時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming
作成日時：2017年2月10日 18時
