29話 ページ31
どれくらい時間がだっただろうか…
空は水色から茜色に塗り替えられ、
私たちに時が経っていることを
感じさせた。
「私、にんじん食べられるようになったよ。」
私は何を言ってるんだろう…
こんなことを言おうと思ってなかったのに
何か喋ろうと思ったら、勝手に口が
先走ってしまった。
「そっか、Aも少しは大人になったんだな。」
私をおちょくるような口調、
屈託のない笑顔、
まるで2年間を感じさせない、
昔に戻ったような錯覚を覚えさせる。
「でも、やっぱり変わってねぇな、
Aは。」
そんなことない、
優太がいない2年間、私だって
変わったんだから。
髪型も、好きな俳優さんだって、
好きなアーティストだって…
いくらでも出てくるはずなのに、
言えなかった。
だって、それは…
優太を好きという気持ちが、
消えることがなかったから。
優太という存在が、この2年の間、
私の心の中に、ずっといたから…
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choco(プロフ) - コメントありがとうございます！ (2017年4月11日 17時) (
レス) id: 7998571f5e (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - ありがとうございます！！これからも楽しみにしています♪ (2017年4月10日 23時) (レス) id: 1eb601a384 (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - すいません！直します！ (2017年4月10日 23時) (レス) id: 7998571f5e (このIDを非表示/違反報告)
史帆(プロフ) - 名前を設定しているのに読んでいる時に変わっていないので変わるようにして欲しいです(TT) (2017年4月10日 23時) (レス) id: 1eb601a384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2017年4月6日 20時
