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快斗side
快斗「はいはい、早く寝て」
「ええ…でも、ジンさんが来るかもしれないし…」
無理やりAさんをベッドへと押し込む
めちゃくちゃ渋るなこの人…
そのジンってやつのせいで最近寝不足なくせに
快斗「あの人なら今日は来ないと思うぜ?」
「来ないの?…なんで?」
快斗「…んなこたぁどうでもいいから!」
くそ!!そんな純粋な顔で見んじゃねえ!!
あの男、ついさっきポルシェで出かけていったのを見たから当分帰ってこねえだろうし…
出ていくなら、今夜しかねえ
「快斗くんはどこで寝るの?」
快斗「俺はちょっと出かけてくるよ」
「…どこに?」
快斗「ちょっくらコンビニに。大丈夫、すぐ帰ってくっからよ」
"すぐ帰ってくる"
その言葉に安心したのか、Aさんはそのまま瞼を閉じて、寝息をたてはじめた
…わりぃな、Aさん
あんたと過ごした1週間、楽しかったぜ
俺はクローゼットに隠されているキッドの衣装に着替えて、手入れをしておいたトランプ銃やマジック道具などを懐にしまった
そのまま部屋を出ればよかったのだけど…
なんか、なんか…なぁ
あることを思いついた俺は、受話器の近くにあるメモ帳を手に取ってAさん宛にメッセージをかいた
キッド「今度こそ、お別れだ」
ジンって男は恐らく、名探偵が追っているという組織の人間だ
まあ直接聞いたわけじゃないからわかんねえけど
Aさんがいなかったら…
俺は必ず消されていただろう
そいつが帰ってくる前に早く出ていかねえと俺の命があぶねえ
キッド「…!」
名探偵のやつ、こんなところに盗聴器貼り付けやがったのか…
わりぃけど全部取り除かせてもらうぜ
これが見つかって危うくなるのは恐らくまずAさんだろうからな…
さてと…おっと今日は満月か
怪盗キッドが空を飛ぶのに最適な夜だな
ってことでハンググライダーで帰るか!()
俺は寺井ちゃんに連絡するのをやめて、屋上へ向かった
屋上につくと、柵に登ってハンググライダーの羽を広げ、一気に飛び降りる
久しぶりに感じる風の心地よさを感じながら、
俺はこの1週間を思い出して1人、ニヤついていた
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bantan_sohyon(プロフ) - Cocoloさん» 合格しましたあああ!ありがとうございます!!!泣泣 (2018年11月26日 23時) (レス) id: d5b1e907ab (このIDを非表示/違反報告)
bantan_sohyon(プロフ) - スズさん» あありがとうございます!!のろま更新で本当に申し訳ないです…(;_;)これからも頑張りますううう!!!! (2018年11月26日 23時) (レス) id: d5b1e907ab (このIDを非表示/違反報告)
bantan_sohyon(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございますううう!!!こんな亀更新な小説を読んでくださり本当に本当にありがとうございます!作者頑張ります!!泣 (2018年11月26日 23時) (レス) id: d5b1e907ab (このIDを非表示/違反報告)
Cocolo(プロフ) - 大学合格されたんですね!おめでとうございます!! (2018年11月24日 10時) (レス) id: 89794ce65e (このIDを非表示/違反報告)
スズ(プロフ) - 大学合格おめでとうございます!受験勉強お疲れ様でした。楽しく読ませて頂いています。これからも応援しています。 (2018年11月23日 16時) (レス) id: 0500d80e39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そひょん x他1人 | 作成日時:2018年5月17日 19時