【名探偵コナン】隣の住人は黒ずくめの彼でした２

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コナンside



マジックを見せてもらうっていうのはもちろん嘘で、
俺はAさんから死角になってるリビングの隅へと移動した


快斗はそんな俺の行動を不思議に思ったのか、怪訝な顔して"何をしてるんだ"としつこく尋ねてきたが



コナン「うっせー静かにしろ」



の一言で黙らせた


俺がここに盗聴器仕掛けることくらいお前だったらすぐわかんだろうがバーロー



快斗「なあ、なんだか知らねえけど、おめーとあの糸目の男はなにをそんなにAさんを疑ってんだ？」

コナン「詳しくはここでは話せねぇよ。快斗、お前は俺にマジックを見せるふりしててくれねえか？」

快斗「お、おう…。でもよぉ名探偵…これだけは言っておくぜ」



急に真面目な顔をしだした快斗に、俺は盗聴器に集中するのをやめて快斗の次の言葉を待つ



快斗「Aさんに危害を加えでもしてみろ。俺とあの人が…黙っちゃいねえからな」

コナン「…は？」



どういうことだよ

てか、あの人って…誰のことだ？



快斗「誤解をされちゃ困るから言っておくが、別に男女の愛が芽生えたわけじゃねえ。あの人は俺の命の恩人だから…それだけ。だからぜっってーー怪我させんじゃねえぞ名探偵！」

コナン「…そ、それはまあ…最善は尽くすけどよ。でもあの人って誰なんだ？」

快斗「…それは、言えねえ。」

コナン「はぁ？」



何故だ？？言えない相手なのか…？


もしかして安室さん？

いやでも別に言えない相手ってわけじゃねえし…



……まさか




コナン「まさか、それって…」




ジン…なのか？



コナン「お前、ジンに会ったのか？」

快斗「さあな…」

コナン「さあなって…銀の長い髪に黒ずくめの男に会ったのか会ってねえのかどっちなんだよ！」

快斗「黒ずくめ？じゃあ同姓同名なだけかもな…俺が言ってるのは髪型は長い銀髪を緩く結んで、服装はカフェラテ色のハイネックに黒いズボン履いている長身の男のことだよ」

コナン「は？」



か、カフェラテ色の…ハイネック！？

ジンって黒以外の服も着るのか…！？



快斗「どうした？ショック受けてる顔してるけど」

コナン「いや…」



もしかして、変装してるんじゃ…？

Aさんはなにか組織に関する情報を持っていて、それを聞き出すためにジンが自ら好青年(？)に変装してAさんに近づいてる…とか？




コナン「あーーーくそ！わっかんねえ！」

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