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暇すぎてまた寝てしまった
私ったらなんでこんな緊張感ないの?
さっき銃口向けられててさんざん怖気付いてたのにあれ以降何も無いから寝るってなんなの私
どういう神経してんの
寝すぎてもう頭スッキリしてるし
もう寝れそうにもないな…
河田「お前どんだけ寝てんの」
「最近ちゃんと寝れてないんです…」
監視役の河田さんがだるそうに話しかけてくる
こちらもこちらで暇そう
そして私も暇
だから時々お話する
なんて緊張感のない誘拐犯と被害者なの
もう1人の人が監視役してた時は真顔で河田さんが来ない限り一切口を開かないから、
まだいい方なんだけど…ね
河田「うん、お前がジンの女じゃねえのはわかった。…でもな、お前、騙されてるからな?」
ジンさんのことを聞かれて、何度も何度もジンさんの女じゃなし組織の人でもない私は警察官じゃない!って訴えたら、なんとか分かってくれたようだ
「どういうことです?騙されてるって」
河田「うーんなんつうか…あいつの本業?みたいなの、知らねえみたいだから」
「はぁ?本業は警察官ですよ。ジンさんがきたらあなたたち捕まっちゃいますよ」
河田「ちげーよ。殺されるわ。」
「…え?」
殺される?
警察官がそんな易々と人を……
その時、ジンさんがコートを翻した時にした尋常じゃない血の匂いを思い出した
河田「…わかったろ。あいつの正体。あいつは警察官なんかじゃない。あいつだけじゃなくあの組織自体、警察組織でも何でもない」
「そ、そんな、こと…」
嘘だ
嘘に決まってる
ジンさんが、警察官じゃないならもう…
あの尋常じゃない血の匂いは…
「…う、嘘です、よね?私を騙そうとしたって、そうはいきませんよ…!」
河田「は?嘘じゃねえよ。お前の前ではいい人ぶっていたかもしれねえが、ジンの所属する組織は俺たちの中では1番大きくて力のある、」
「やめて!!誘拐犯をどう信じろってのよ!!ジンさんはそんなんじゃない!絶対…っ」
信じたくないよそんなの…
じゃあ私ずっと…今までずっと…ここにいる人よりはるかに恐ろしくておぞましいことをしている人の隣にいたの…?
やけに私に話しかけたり勝手に部屋に上がったりして構ってきたのは私がジンさんの存在を外に漏らさないか監視するため…?
そんなの…信じたくない…
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bantan_sohyon(プロフ) - Cocoloさん» 合格しましたあああ!ありがとうございます!!!泣泣 (2018年11月26日 23時) (レス) id: d5b1e907ab (このIDを非表示/違反報告)
bantan_sohyon(プロフ) - スズさん» あありがとうございます!!のろま更新で本当に申し訳ないです…(;_;)これからも頑張りますううう!!!! (2018年11月26日 23時) (レス) id: d5b1e907ab (このIDを非表示/違反報告)
bantan_sohyon(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございますううう!!!こんな亀更新な小説を読んでくださり本当に本当にありがとうございます!作者頑張ります!!泣 (2018年11月26日 23時) (レス) id: d5b1e907ab (このIDを非表示/違反報告)
Cocolo(プロフ) - 大学合格されたんですね!おめでとうございます!! (2018年11月24日 10時) (レス) id: 89794ce65e (このIDを非表示/違反報告)
スズ(プロフ) - 大学合格おめでとうございます!受験勉強お疲れ様でした。楽しく読ませて頂いています。これからも応援しています。 (2018年11月23日 16時) (レス) id: 0500d80e39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そひょん x他1人 | 作成日時:2018年5月17日 19時