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私が事務所に帰ると、スアンに車を頼んだのかすでにメンバー全員練習室に集まっていた
「悪いな、スアン」
SA「いえいえ!こういう時の副マネですから!!」
JN「A!!一体どうしたの?あんな早くに出勤するなんて…」
「悪いな…ちょっとパンさんに用があってな…」
私はスアンを手招きすると、練習室の端に連れていった
「明日、YGの社長と話が出来ることになった。…お前もついてくるか…?」
SA「ええ!?本当に!?い、行きます…!!」
「声でっか」
NM「俺も連れていってください」
「!?な、ナムジュン…?」
つーかいつの間にか全員周りにいるし…
TH「ヌナ、どういうこと?なんでYGの社長とお話するの…?ヌナまさか…」
「ちょ…まさかってなんだよ勘違いしたまま進めるんじゃない。」
JK「じゃあ…なんで?」
「それは…その…」
これは私の口から言ってもいいのか…と悩んだその時、
スアンは少し深呼吸をして
SA「……私、ここの事務所の派遣期間が終わるんです。そうしたら…YGの事務所に帰らなければいけなくて……」
と、ナムジュンと私の服をキュッと握りながら言った
ナムジュンはもちろん、メンバーはすごく驚いた顔をして
時が止まったかのように固まってしまった
JM「…なの…嫌だ」
SA「…え…」
JM「なんで今まで黙ってたの…?僕達には関係ないことだと思ってたとか?」
SA「あ……当たり前でしょ……。」
TH「馬鹿なの??俺、正直ヌナだけだったら今の俺らはいないと思ってる。……二人がいるから俺たちはここまで変われたんだよ。」
SA「え…?」
スアンは思いがけない言葉に目を見開く
…そうだ。私一人だったら、今頃意地でも元の会社に戻っていたかもしれない
JH「最初は信頼してなかった。それでひどいことした。…でも今は違うよ…スアンちゃんは僕達防弾少年団にとってかけがえのない存在なんだ。」
JK「Aヌナの怒りや暴走を誰が止めるんですか?あなたしかいないでしょ…」
おいうさぎ私がいつ暴走したよ
NM「俺達もスアンがYGに帰ってしまうのは絶対に嫌だ。離れ離れなんかに…なりたくない。…俺たちも協力させてくれないか…」
彼らの温かい声に、言葉に、スアンの目から大粒の涙がこぼれ落ちていく
それを見て私までじんわりと目頭が熱くなってきた
SA「みなっさ、ぅっ…あ"りがとう"ございま"ずッ……私…っ…ここに派遣してきてよかった…!」
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そひょん(プロフ) - 望月碧梨さん» ユンギペンの方にそう言って頂けるなんて嬉しいです!;;ありがとうございます! (2022年2月26日 14時) (レス) id: c05a92ccc4 (このIDを非表示/違反報告)
望月碧梨(プロフ) - ユンギ推しの私には最高のお話でした! (2022年1月27日 18時) (レス) @page48 id: 40a836d029 (このIDを非表示/違反報告)
そひょん(プロフ) - にこさん» 1年も遅れてしまってすみません!とっても嬉しいです!!有難うございますー!泣 (2020年12月27日 17時) (レス) id: 6e8008211c (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 読んでて楽しかったです。 (2020年1月7日 19時) (レス) id: 5992c3f622 (このIDを非表示/違反報告)
bantan_sohyon(プロフ) - さやかさん» はわわわありがとうございますうう!!そう言って頂けて嬉しいです!!!! (2019年8月20日 23時) (レス) id: 6e8008211c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そひょん x他1人 | 作成日時:2017年12月30日 15時