はじめまして、お兄ちゃん！？3 (ページ8)

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83*貴方side ページ8

お兄
「契約的には別の日やねん。

そんで、名前ちゃんの今のお母さんに

『名前ちゃんが引き取られるまで、仲良かった自分がおらんくなったから、遊んでやって。』

って名前ちゃんを引き取る準備中の段階やったから、施設で1人になるやろ？

せやから、俺が遊んでてん」

自分
「そうやったんや。」

お兄
「ちょうどええタイミングや。ついたで」

自分
「えっ！ここ！？おっきい」

お兄
「せやなー。よし、行くで」

私は、大きな家にあんぐりしながら家に入っていった

自分
「おじゃましまーす」

お兄
「名前ちゃーん。来たで～」

名前
「久しぶり....です。自分！上がって」

お兄
「大きなったな～。あん時まだ小ちゃかったで。」

なんて独り言を言いながら、長い廊下を歩くお兄。

名前について行くと、ふすまの前で止まった。

廊下は洋だけど、戸は和っていう感じで、すごく広くてワクワクした。

名前
「今から見たことは、後悔しないで。ビックリしても、逃げちゃだめ。」

お兄・自分
「分かった」

名前
「開けるで」

スーーと小さな音を立てて少しづつ開いてく。

その中にいた人に、私はビックリした。

後ずさりしそうになった私を、お兄が肩に手を回して止めた。

お兄
「おかん？」

誰も喋ろうとしなかった中、お兄の声が響いた。

私は、それを聞いて、やっぱりそうなんだと思った。

目の前にいたのは、あの時事故で死んだはずのお母さんが寝ていた。

おばさん
「自分！崇くんも、落着き、」

おばさん？どういう事？