88*過去 ページ15
崇裕も部活に入った。
私のお腹も大きくなってきて、
あと2ヶ月で産まれる予定。
そんな時に事件は起きた
買い物行こ。
今日ご飯何にしよっかなー。
そう言えば、旦那が課長に就任したって同じ会社の人から聞いたような気がする。
電話してみよ。
プルルルルル.....
〉〉プルルルルル....
え？？
まさかね......
私が電話してる人は今仕事をしてるはずだもん。
出ないし。
プルルルルル......
〉プルルルルル......
もしかして、仕事早く終わったとか、、、？
ってかたまたま別の人の携帯が同じタイミングで鳴ったのかもしれないし
音のなった方を見に行くと、
「なんで、、、」
私が呟いた声は、きっと聞こえていないだろう
だって今目の前にいる人は、
私の旦那で、知らない女の人と、
''キス''しているんだもん。
何してんだろ、私。
浮気された？？
そんなはずないよ。見間違えだよ。
そう言い聞かせた。
今日はシチューにしよ。
食材は家にあったから、早く家に帰ろう。
私は、さっき見たことを忘れようと、別のことを考えていた。
「ただいま〜。」
家に帰ると、崇裕の靴が置いてある。
帰ってたんだ。
崇裕
「おかえりー！今日な、俺、部活で褒められてん！」
「ほー。どんなことあったん？？」
崇裕
「俺バスケ部入ってんか、点数入れれてん」
「凄いなー。今日はシチューやから、勉強は？終わったん？？」
崇裕
「終わったで。なんか手伝おうか？？」
「じゃあ、野菜切ってもらおっかな」
崇裕
「手伝いするから、お小遣いをください」
あ、そう言えば、中学生にもなって一度もお小遣いあげたことなかった
「いいよ。今まで頑張ってくれたぶん。いくらかなー」
崇裕
「千円はいっとってほしいなー」
「五千円くらいかなー」
崇裕
「マジで！？やった〜！頑張って良かった！俺もっと頑張るで！」
細い目をさらに細くして笑う。
旦那にそっくり。
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作者名：ya*#^^ | 作成日時：2017年3月26日 8時
