七色の虹「助けてください」 (ページ23)

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知らなかった。

あんなに優しい流星くんにそんな過去があったなんて、、

「流星は、、どうなったんですか、、？」

濱田
「恋をしないって。決意を固めて、女とは関わらん。って言っててん」

じゃあ、なんで私に話しかけたん......

私の心を読み取ったのか、

濱田
「お名前ちゃんに話しかけたんは、
流星も、その事あって、いじめの対象になってん。
やから、いじめられてる人を見ると、ほっとけへんって」

「そ、うだったんだ」

濱田
「これから流星は、冷たい態度とるかも知れへん。
けど、お名前ちゃんは、流星への気持ちが強いなら諦めんといて。
話しかけてやって」

「分かりました！濱田さんに相談してよかったです。」

濱田
「あ、家におるんしんどくなったら、

俺迎えに行くで、いつでも泊める準備しとくから。」

「ありがとうございます。」

濱田さんからのマイナスイオンが、私の心を落ち着かせた。

2人で部屋を出てお店に向かった。

重岡
「わ！！！」

「ひぇ！え！」

背後からスーツを着た重岡さんが脅かしてきた。

濱田
「アハハハ！なんやねんひぇ！え！って」

重岡
「脅かしがいあるわ～」

「ハンターが襲ってきたかと思った、、、、」

濱田
「ハンターwww背高くないww」

重岡
「そんなにスタイル良い？」

「別にそんな事一言も言ってませんよ、、、ってスーツ？！」

濱田
「ハハハハハwww」

重岡
「今？！かっこええやろ」

「男の人のスーツ姿って良いですよね」

濱田
「どっか行くん？」

重岡
「バイトの面接」

濱田
「またバイト？どんだけするん」

「なんのバイトするんですか？」

重岡
「今は、道路工事と、ガソスタと、寿司屋、居酒屋やってんねんけど、
スーパーのレジとか、カフェとかやった事ないから、やって見たいと思ってんねん」

濱田
「そんなにやってんの？」

「大丈夫なんですか？休みあります？」

重岡
「大丈夫やって！俺体力めっちゃあんねん！」

濱田
「ほどほどにしとけよー」

重岡
「分かってるって！ほな、行くわ」

「頑張ってください！」

重岡
「バイバーイ」

濱田
「お名前ちゃん！来てきて！」

「なんですか？」