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「こいびとなりましょう。」
「いや、ムリだし！」
「ムリじゃないです。」
「ムリムリムリムリ。」
早朝にベッドの上で昨日の今頃には存在も知らなかった男の子と下着みたいな格好で、向かい合ってこんな攻防をしているなんて昨日の私はこれっぽっちも思っていなかった。
「Aちゃんは、こいびととじゃないとやらないっていいました。」
「え？」
まさかヤりたいから恋人になるとか言ってるのか？この人？？
頭大丈夫か？？
「Aちゃん、かおがへんです。」
思わず顔を歪めた私に、ギュ君は笑って指差す。
「変な顔で悪かったね！ヤりたいから付き合うなんて言う人に言われたくないから！？」
私の言葉にギュ君は間髪入れずに口を開く。
「やりたいからつきあう？ちがいます。もうしたんだから、こいびとでいいでしょ？」
恋人じゃないとしない＝したんだから恋人でいいじゃん的な？
なに、そのライトなノリは！？
しかもなんか得意げだし！
呆れ半分、驚き半分。
ぽかんとギュ君を見ながら口を開く。
「恋人っていうのは、その人をよく知って大好きになったらなるものでしょ？」
「ひとめぼれあります。」
「一目惚れとか難しい言葉、よく知ってるね？でも一目惚れは好きになるだけで、付き合うわけじゃないし。」
「よくしらなくてもひとめぼれあるから、こいびともなれます。ぼくはAちゃんにひとめぼれしました。」
キラキラのドヤ顔で言ってくる寝癖だらけのイケメンに私はまた頭を抱える。
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ゆう(プロフ) - こんにちわ！とても先が気になる展開です。もう続きは書かれないんですか？楽しみにしてます。 (2017年6月18日 12時) (
レス) id: 4fa59d1f2e (このIDを非表示/違反報告)
くりこ(プロフ) - まさかの展開にドキドキしてますー(*´-`)！続きが楽しみです (2017年3月13日 5時) (レス) id: 862a063304 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じみ | 作成日時：2017年3月7日 2時
