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side貴方
どっちでもない、と答えた私に二人は更に警戒心を強くした。
…………そんなに警戒されると少し傷つく…。
「どういう事だよ?」
「………秘密。
でも答えれるのはこれだけかな。
じゃあ私、そろそろ帰るね」
ばいばいと二人に手を振り、ベンチから腰を上げると公園の出口へと向かって歩き出した。
最後まで微妙な顔をしていた二人。
あぁ、これは完全にやっちゃったなぁと思う。
あんな言い方すると誰でも不審に思うよね。
でも彼…工藤新一君は探偵さんだ。
人の表情をよく見ている。
そんな彼に誤魔化しは通用しないかな、とふんだ。
「(ごめんね、新一君、哀ちゃん……)」
答えられない私を、許してほしい。
でも私の秘密は、言える訳がない。
言っても信じてもらえない。
「(…………ごめんね)」
心の中でもう一度彼らに謝ると、私は公園を後にした。
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かっぱの子(プロフ) - ユナ さん» わわ!ありがとうございます! (2018年9月19日 20時) (レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます! (2018年9月19日 20時) (レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - すいません。名探偵コナンの世界を歩く、で、10話に間違いを見つけました!!ウォッカの、じゃあ、がしゃあになってます。直してくれると嬉しいです!これからも応援しています!頑張ってください (2018年9月16日 23時) (レス) id: e9274eb305 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - とても面白かったです! これからも頑張って下さい (2018年5月3日 12時) (レス) id: 632895b9bd (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - みらいさん» お返事遅くなって申し訳ありません…!それは夢主ちゃんの過去に関係があります…がまだコナンの方ではあまり詳しく過去について書けていませんね…。これから少しずつ過去も書いていこうと思うので、お待ち下さい…! (2018年3月24日 12時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年4月21日 22時