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side貴方





ジンが出ていって数分後、二人の人が入ってきた。





女の人は片方の目に蝶々のタトゥー?をしていて、男の人はゴーグルみたいな眼鏡をしている。




女の人は私が座っていたベッドまで来ると横に腰掛け、話始めた。






「あんたがAかい?アタイはキャンティ。
よろしく頼むよ」



「俺、コルン。よろしく」



「あ、と…よろしくお願いします…」



「敬語なんかいーって。気楽に話しな。
ところで……あんた何者なんだい?」



「え……?」






キャンティが唐突にそんな質問をしてきた。




冷たい目とかではなく、どちらかと言うと好奇心に満ちた目で。






「何者……って?」



「率直に言えば、ジンの女かって聞いてんの」



「えぇ⁉」



「その反応……違うのかい?」





心底びっくりみたいな顔をしたキャンティに、思いっきり頷く。




思わぬ質問にびっくりしたけど、私がジンの彼女何てある訳がない。






「なーんだ。ジンがあんな事言うから、てっきり彼女なのかと思っちまったよ」



「……あんな事って?」






私がそう聞き返すと、キャンティはにんまりと笑って言った。





「あたしらはさ、脅しとかされてもそれに乗るような事はしないんだ。今までも、脅されても逆にその脅しに使われている奴を普通に見捨てて来た。
邪魔になるからって殺した事もある。
特にジンは、組織の中で1、2を争う程の冷酷非道だ。それなのに……」




キャンティの言葉にごくっと唾を飲み込む。



続きの言葉を、静かに待った。





「ジンはあんたを守るため、上にかち合った。
その時にジンが言った台詞、今でも信じられないよ。

『どうしても守りてぇ女がいる』

……ってさ。
それ聞いた時、全員が口開いたまんまだったよ」




「ジン、優しい目、してた」





……………ジン。




胸の中が、感謝の気持ちでいっぱいになる。




「(ありがとう……)」




今は言えないけど、次会った時必ず伝えるね。




嬉しかった。ジンにそんな風に思ってもらえてて。




キャンティ達に話を聞かせてもらったお礼を言うと、こっちこそ、あんな珍しいジン見れたんだと何故か返された。




それからは三人で、他愛もない話をたくさんする内に、二人とは凄く仲良くなった。

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かっぱの子(プロフ) - ユナ さん» わわ!ありがとうございます! (2018年9月19日 20時) (レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます! (2018年9月19日 20時) (レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - すいません。名探偵コナンの世界を歩く、で、10話に間違いを見つけました!!ウォッカの、じゃあ、がしゃあになってます。直してくれると嬉しいです!これからも応援しています!頑張ってください (2018年9月16日 23時) (レス) id: e9274eb305 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - とても面白かったです! これからも頑張って下さい (2018年5月3日 12時) (レス) id: 632895b9bd (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - みらいさん» お返事遅くなって申し訳ありません…!それは夢主ちゃんの過去に関係があります…がまだコナンの方ではあまり詳しく過去について書けていませんね…。これから少しずつ過去も書いていこうと思うので、お待ち下さい…! (2018年3月24日 12時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年4月21日 22時

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