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side貴方
昼間携帯を見ると、知らないアドレスからメールが来ていた。
文面を読んでみると、
『今日午後４時、不動産屋の前にいろ
ジン』
と書かれていた。
「(ジン…いつの間に携帯のアドレス登録してたの……)」
多少の疑問もあったが、私は素直に約束の時間に不動産屋の前に行った。
そして数分後、黒い車に乗ったジンとウォッカが現れ、私に後ろへ乗れと言ってくる。
「悪かったな、急に」
「それはいいけど……。どうかしたの？」
「少しまずいことになってな。
悪いようにはしねぇから、着いてきてくれねぇか」
申し訳なさそうにジンが言うので、思わず頷いてしまう。
………ジンは悪いようにはしないって言ってるし、大丈夫だよね。
ジンが普通の人ではない事は知っているから、危ない事なのかなとは思ったけど、彼の言葉を信用する事にした。
それから数十分、車は走ってどこかの倉庫みたいな場所に着く。
私は車から降りるとジンに連れられ、ある部屋まで来た。
その部屋は、簡易ベッドと小さな机だけ置かれていて、部屋の天井には監視カメラが取り付けられている。
ジンはベッドに腰を下ろすと、話を切り出した。
「……お前には、しばらくの間ここで生活してもらう」
「え、何で？」
「…………俺が少し、ヘマをしちまってな。
お前と話していた所を組織の取引相手の奴が見てたらしい。そいつが、脅迫してきやがった」
こちら側の取引条件を呑めなければ私を殺すと言ったそう。
その条件は勿論彼等組織にとって悪い条件である。
それで彼は、私を先に匿い、向こうの切り札を無くすと考えたようだ。
「……それは、どのぐらい？」
「早ければ３日で方がつく」
「３日ね。……分かった」
私がそう言うと、少し安心したような顔をしたジン。
すまねぇ、ともう一度謝ると、あと…と言葉を付け足した。
「あの監視カメラは電源を切ってある。
それと、お前が暇にならねぇように交代で誰か話し相手でも連れてくる」
「え、そんな…私一人で大丈夫だよ？」
「駄目だ。こちら側の要求を呑んでもらってんだ。
可能な限りでお前が必要な物は揃える」
そう言ってジンは部屋から出て行った。
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かっぱの子(プロフ) - ユナ さん» わわ！ありがとうございます！ (2018年9月19日 20時) (
レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます！ (2018年9月19日 20時) (レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - すいません。名探偵コナンの世界を歩く、で、10話に間違いを見つけました！！ウォッカの、じゃあ、がしゃあになってます。直してくれると嬉しいです！これからも応援しています！頑張ってください (2018年9月16日 23時) (レス) id: e9274eb305 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - とても面白かったです！ これからも頑張って下さい (2018年5月3日 12時) (レス) id: 632895b9bd (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - みらいさん» お返事遅くなって申し訳ありません…！それは夢主ちゃんの過去に関係があります…がまだコナンの方ではあまり詳しく過去について書けていませんね…。これから少しずつ過去も書いていこうと思うので、お待ち下さい…！ (2018年3月24日 12時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2017年4月21日 22時
