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side安室





予想だにしていなかった展開。



まさかベルモットとAさんが友達だとは…。




彼女は組織の人間ではないみたいだが、組織の事を知っている。



いつ情報が漏れて、彼女が組織に狙われるか分からない。




…………のに。





「(どうして笑っていられるんだ…)」





ベルモットも彼女も、そんなことは一切心配していない様子で楽しそうに話している。




唯一コナン君だけが僕と同じ考えなようで、深刻な顔をしていた。






「…あ、そういえば」



「どうしたの?A」



「んーと、ベルモット達のお仕事って、お互いの事お酒の名前で呼び合ってるんだったよね?」



「そうよ?」



「じゃあ私、前に他の人とも会ったかも」






衝撃の言葉を言ったAさん。




他に組織のメンバーに会っている…?



そいつらはAさんに名乗ったという事か?




何を考えているんだ一体……。





Aさんの言葉に過剰に反応したのはコナン君。



身を乗り出してAさんに話の続きを聞こうとしていた。




「だ、誰⁉誰に会ったの⁉」



「わっ、コナン君どうしたの急に…」



「お願い、教えて!」





物凄い剣幕のコナン君に押され、Aさんは口を開いた。




そこから出てきた言葉に、また固まってしまう俺とコナン君。





「えと…ジンとウォッカって言う人なんだけど…」




「ジン⁉本当にそう言ったのA⁉」




「え、うん…」






珍しくベルモットまでが驚いている。



そりゃそうだろう。


あの冷徹硬派のジンが、一般人に名乗る事など今までに無かった。




ならば何故彼女に……?




彼女は何か特別な存在なのか……?





考えれば考えるほど頭の中は混乱し、分からなくなる。




「(少し、彼女の事について調べた方が良さそうだ…)」




そう判断した僕は、そっと彼女に近づき、気づかれないよう彼女の服に盗聴器を仕掛けた。

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かっぱの子(プロフ) - ユナ さん» わわ!ありがとうございます! (2018年9月19日 20時) (レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます! (2018年9月19日 20時) (レス) id: 640bd631ad (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - すいません。名探偵コナンの世界を歩く、で、10話に間違いを見つけました!!ウォッカの、じゃあ、がしゃあになってます。直してくれると嬉しいです!これからも応援しています!頑張ってください (2018年9月16日 23時) (レス) id: e9274eb305 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - とても面白かったです! これからも頑張って下さい (2018年5月3日 12時) (レス) id: 632895b9bd (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - みらいさん» お返事遅くなって申し訳ありません…!それは夢主ちゃんの過去に関係があります…がまだコナンの方ではあまり詳しく過去について書けていませんね…。これから少しずつ過去も書いていこうと思うので、お待ち下さい…! (2018年3月24日 12時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年4月21日 22時

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